心霊スポット訪問記 京都・深泥池①

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今回の場所は京都屈指の心霊スポットといっても過言ではないであろう。京都市北区の深泥池である。この深泥池の読み方は皆さんご存知だろうか。おそらく地元民か心霊マニアにしか読めないかも知れない。「みどろがいけ」、或いは「みぞろがいけ」と読む。深い泥の池という名の通り、池底には泥が溜まっており底なし沼のようになっている。

時刻は夕方5時、あたりはすでに薄暗い。今回は京都市営地下鉄の北山駅から深泥池に向かう。北山通りの界隈は京都ではハイソな住宅街と知られており、住宅街の周辺には洒落た家具屋さんや食べ物屋さんが数多く立ち並んでいるらしい。そうした店を脇目も振らず北山駅から歩くこと10分、目的地の深泥池に到着である。

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それではなぜこの池が心霊スポットになったのか。整理しておこう。

▋①タクシー怪談
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時は昭和44年。京都市内某所であるタクシーが女性を乗せた。女性は後部座席に座って深泥池に行くと言い、タクシーは深泥池に向かった。池に到着して運転手が後部座席を振り返ると、女性が消えていた。そしてその後部座席は水に冷たく濡れていたのである。当時このニュースは新聞にも掲載された。

▋②結核の療養病棟
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深泥池の北西には京都博愛会病院という総合病院があるが、もともとは結核の療養所として昭和3年にオープンした。当時結核と言えば不治の病だったため、自らの運命に絶望した患者がこの池に身を投げたという言い伝えがある。

この2つを合わせると見事に辻褄が合う。つまりタクシー怪談で座席が水に濡れていたというのは、結核のため深泥池に身を投げて亡霊となった女性が座っていたからではないか・・ということである。まさにいわくとしては抜群の場所である。こうしたいわくを想像しながら心霊スポットに足を運ぶと一層恐怖が増す。

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マンションと池の間に散策コースがあり、先を進んで15分少々歩くと博愛会病院に着く。今回は池をぐるっと大回りして反対の病院側から散策コースに入ることにしよう。こうして見ると大変風光明媚なところである。空気も澄んでおり、結核の療養所としてはおそらく最適な場所であったのではないかと感じられる。
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ちなみに深泥池の生物・植物群は国の天然記念物に指定されていて、氷河期から残る生植物があるらしい。

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さらに池を時計回りに進んでいく。周囲の道路は意外と交通量が多く、静寂を切り裂くように車やバイクの音がこだましている。歩道がないところもあり、ある意味別の恐怖を覚える。

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いよいよ病院に到着である。駐車場にも車が多く止まっており、盛況しているようである。しかし周辺が森と池ということもあり、やはり不気味な気配が漂っている。

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さて、深泥池到着後15分ほど歩いてここまで来たが、いよいよ本格的に日が沈もうとしている。これから病院奥の森に入り、この池の淵を沿うようにして続く散策コースに突入する。そして妙な緊張感が全身を駆け巡る。

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