日本最大のポルターガイスト事件-岐阜県町営住宅-

ポルターガイスト。誰しも一度は耳にされたことはあろうが、日本ではあまり馴染みのない言葉である。

▋ポルターガイストとは
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この言葉の語源はドイツ語のpolter(騒がしい)+geist(霊)に由来しており、日本語に訳すと騒がしい幽霊という意味になる。その言葉通り、勝手に物が移動したり、火や光がついたり、物をたたく音(ラップ音)が鳴ったりする現象である。

この現象は心霊現象や超常現象として解釈される。心霊現象による解釈とはまさにこの世を去った幽霊による仕業ということである。一方超常現象による解釈は人の念力によってポルターガイスト現象を引き起こしてしまうというものである。いずれも現代の科学では説明がつかない現象である。

説明はこのあたりにしておいて、ここからは日本において最も有名なポルターガイスト現象を紹介する。

▋富加町営住宅ポルターガイスト事件
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ときは今から16年前の2000年、岐阜県の富加町という小さな町で事件は起こった。マスコミによってこの町の公営住宅でポルターガイスト現象が起きているとの報道がなされたのである。そして現象が本格化するにつれて新聞やテレビのワイドショーで大きな話題となった。日本でも怪現象は頻繁に報告されているが、富加町のケースのように大手マスメディアで大々的に報道されるのは大変珍しいことである。

その報道によると、1999年の公営住宅完成直後から住民は夜な夜な不可解な現象に悩まされることになった。当初不審な音はラップ音のようなものであった。そして日が経つにつれその不可解な音は激しさを増していったという。

さらに住民の証言によると、置いてあるものがひとりでに動く、勝手にふすまが開く、コンセントの入っていないドライヤーが急に作動したという。さらに髪の長い女性の霊の目撃情報があった。

その後、堪りかねた住民は霊能力者に依頼し、この町営住宅で霊視、お祓いが行われた。そのときはメディアの力もあったのだろうか、有名な霊能者、霊媒師がお祓いを行った。

そしてお祓い終了後、無事ポルターガイスト現象は落ち着きを見せた。

▋考えられる原因
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・まず考えなければならないのは住宅の建材が鳴るなどの物理的な現象である。確かにラップ音など説明がつきそうな現象もあるが、ドライヤーが急に動き出したり、女性の霊を見たりといった現象は説明できない。

・あるいは集団ヒステリーということも考えられる。町営住宅の中で怪現象を体験した人が、大げさに騒ぎ立てたため他の住民に伝染していったという説である。

・そして、最後は科学では説明のつかない現象、つまり超常現象や心霊現象が起きたということである。

原因はこの3つのうちどれなのかは分からない。もしかしたら複合的な原因によってポルターガイスト現象が発生したのかも知れない。そしてそのほかにも考えらる原因がないわけでもない。

しかしながら当時、日本全国の関心を引き付けた怪事件として忘れてはならないだろう。そして今後のポルターガイスト現象解明に役立つ事件となるかもしれない。

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