心霊スポット・花山洞(旧東山トンネル)

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トンネル。それは暗闇、冷たさ、静寂、湿気と様々なものを生み出す異空間。そして同時に人びとの心に恐怖感を生み出す魔の空間とも言える。現在日本には数え切れないほどのトンネルが存在するが、いくつものトンネルが心霊スポットとして人々に認知されている。そして今回訪れる花山洞もそのうちのひとつである。そしてこのトンネルが在るのは過去に遡ると、恐ろしい因縁のある土地なのである。そのことについては最後に話すとして、まずは花山洞の詳細を見ていこう。

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この日は東山区側の五条通りから現地へ近づいていくことにする。上の写真の山の向こう側には山科盆地が広がっている。この日は徒歩による訪問だったが、夕立があり1時間以上立往生を食らってしまった。午後7時前にようやく雨雲が消滅していったことを確認して、いよいよ本格的にトンネルへと向かっていく。

このトンネルの正式名称は花山洞である。トンネル内は歩行者や自転車のみ通行可能で、バイクや車は花山洞の横にある東山トンネルを通る。このため花山洞の通称として、旧東山トンネルという呼び方がされる。下の写真の右側のトンネルが東山トンネル、小さくてわかりにくいが、左側が花山洞である。

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いよいよトンネル内に入っていく。徐々にトンネルに近づいていくのだが、五条通りを走る車のエンジン音がけたたましく鳴っているのが印象的であった。しかし、トンネルに入った途端エンジン音は消え、あたりは静寂に包まれていた。そしてトンネル内特有のヒヤリとした空気が全身を覆う。

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全体に緑がかっているのが印象的である。トンネル内のライトは白色で、コンクリートも白色なのだがなぜかそう見える。そして静寂の中、時折聞こえてくる重低音はおそらく車のエンジン音だろうか。もしちがうとなると男性の声なのかも知れない。

ちなみにこの場所では、男性の幽霊の声や姿を見たという噂がある。そのような噂があるにしても、トンネルの旧道というシチュエーションがなければ心霊スポットとはならないだろう。

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側面には落書きがされていた。やや卑猥な言葉も書かれていた。夏場の深夜なんかは涼を求め、肝試しに来る人が多そうである。

さらに奥へと進んでいく。するとトンネル内に切れ目のようなところがあり、そこから向こうはやや新しいコンクリートで壁が覆われている。

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幽霊が出てもおかしくない雰囲気は漂っているが、物凄い恐怖を感じることはなかった。

それよりも奇妙な光景を目にすることとなった。トンネルの脇にいくつかの一斗缶があり、その中に納豆のパックのゴミや即席麺のゴミが捨てられていた。しかも一個や二個でなく一斗缶が一杯になるくらいである。まるでこのトンネルに人が棲みついているかのようである。

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さらに壁のいたるところから水が染み出していて水たまりも見られた。またトンネルの外には森や小川があり、迷い込んだのかは分からないが、トンネル内にカブトムシや沢蟹の姿もみることができた。

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最後の写真は来た方角と反対方向の山科から撮影したものであ。上から垂れるように生えていて、人影と勘違いしていまいそうである。

このトンネルは特に霊が出るという感じはしなかった。もちろん私に霊感がないせいかも知れない。ちなみに過去ここを訪れた霊能者は入るのをためらったそうなのだが。もしかすると日によって違うのかも知れない。

それよりも何か厭な気分を取り去ることができなかった。トンネル内の落書きやおかしなゴミのせいかもしれないし、或いは場所固有の何かが影響していることも考えられる。

最後になるが、この場所の近くには平安京の三大風葬地のひとつ、鳥辺野があった。そして江戸時代まで1万人以上が処刑されたと言われる粟田口処刑場も近くに存在した。なぜそのような禁忌の場となったかというと単純この場所が平安京のはずれの場所にあたるかだ。過去にあった出来事が土地に染みつき、現在もなお奇怪なエネルギーを放っているのかもしれない。

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