昭和レトロな商店街を訪問した-京都・古川町商店街-

京都には数多くの商店街があります。その中でも新京極通りや、寺町通りの商店街などは繁華街という役割も兼ねているので、地元住民だけでなく、関西一円から人が集まる場所です。一方で二条駅付近から伸びる三条会や伏見区の大手筋商店街、そして今回紹介する古川町商店街などはまさに地元民のみが利用する商店街で、ローカルな雰囲気を漂わせています。

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今回は地下鉄東西線の東山駅から商店街を目指しました。目指しましたといっても地上に出てわずか10m歩くと入口が見えてきた。

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中に入ると幅約1m半ほどの狭い道が続きます。路地裏のような感じでなかなか雰囲気がりますね。

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さすがは京都、京野菜の八百屋さんもあります。商店街の中は薄暗くなかなかいいムードでした。そしてライトが素晴らしくアーケードからは丸形の電球がぶら下がっていて、店先には提灯もありました。

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商店街の中には飲食店、八百屋、肉屋などの食べ物関係が14店舗、生活雑貨店5店舗、健康関係2店舗、その他7店舗が軒を連ねています。昭和時代には店舗数50軒あったのですが、現在では28店舗まで減少してしまいました。京都という大都市と言えど商店街の景気は厳しいのでしょうか。

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とは言ってもさすがに寂れたシャッター街というような田舎の商店街の雰囲気もないですが。

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また、町屋風の綺麗な料理屋さんも見られました。このへんはさすが京都の商店街といった感じがしますね。それとこの商店街は地下鉄の東山駅から白川、祇園方面へ抜けていく道にあたるので、観光客の人通りは多いようです。もちろん観光客には入りにくそうなお店ばかりですが。

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観光で雰囲気を楽しむには風情があってよい商店街と言えそうです。都饅頭と書かれてますが、シャッターが閉まっていますね。調べると現役で営業中のお店なのでこの日は営業日ではなかったようです。しかしその向こう側の建物には看板がないことから営業はされていないようです。

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ちなみにこの商店街は全長200mほどの小さな商店街で,数分歩けば端から端まで辿り着くことができます。さらに南の方へ行ってみましょう。すると何やら人だかりが。

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法被姿の男たちがいます。そして向こうの方にはお神輿もありました。どうやらこの日はお祭りがあったみたいです。ちょっとこの先へは行きづらかったのでこの辺で引き返すことにしました。

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また元来た場所へと戻って行きます。バーもあってお洒落な雰囲気も漂っていました。

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ここで古川町商店街のホームページの紹介文章を見ておきましょう。

京都、東山。古川町商店街は、古くは東の錦と呼ばれ、栄えました。その時代から、人と人とのつながりを大切に守り続け、気がつけば昔と変わらない、ゆったりとした時間が流れる、レトロな商店街になっていました。
お客さんと商店主がほとんど知り合い同士、買物なのか、おしゃべりなのか・・・。そんな光景が古川町商店街の日常です。
昭和の雰囲気漂うレトロな商店街、古川町商店街に、是非おこしやす。

古川町商店街ホームページより引用   http://www.furukawacho.com/information/

説明書きの通りゆったりとした時間が流れていましたね。おそらく京都に訪れる観光客に媚びを売ることなく、地元のつながりを大切にする商店街なのでしょう。そんなのんびりさが歩いていて感じられました。

よく近年商店街を活性化させるにはどうのこのといった議論を聞きますが、実は商店街の住人の多くはそういった議論にあまり関心がないのかもしれません。商店街が滅びそうになっても子供の世代は店を継がずに他の職に就くでしょうし、ある程度の歳になれば生活保護や年金だってもらえます。そして地域の密なネットワークがセーフティネットとして機能します。さらに商店街利用者の立場からすれば別に商店街以外でもお店はいくらでもあるから問題ないのでしょう。

これからこの商店街がどうなるかは分からりませんが、何か大きな変化があるとも思えませんね。このままのレトロなゆるい雰囲気が今後も受け継がれることでしょう。

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