関西所得ランキング 市町村トップ10

今回は所得の話題です。関西地方の市町村でどこが平均所得が高いのかを調べてみました。内閣府に市町村別の課税対象所得のデータがあったので、これをもとにランキンキングを作成しました。

普段街を歩いていると、「ここはハイソな住宅街だな」、とか「ここは貧しそう」などと、街によって貧富の差を感じることもあるのではないでしょうか。以前「関西の所得格差」で取り上げましたが、関西地方では大阪のベッドタウンで所得が高いという特徴があるということを紹介しました。

今回は1人あたり所得が高い市町村を、ひとつずつ取り上げて行こうと思います。ランキング形式にTOP10までまとめてみました。

1芦屋市(兵庫県)  587,8(千円)

言わずと知れた関西の金持ち居住地。2位の西宮市から平均200万円近くの差をつけている。また東の田園調布と西の芦屋などと勝手に比べられたりもする。特に山の手の六麓荘町ではお屋敷が立ち並び、他の高級住宅街の追随を許さない。また、芦屋市ではあの京都市にも負けず劣らず、厳しい屋外広告条例がある。そして我々貧民の味方、吉野家が一店舗もないことは特筆すべき点である。

2西宮市(兵庫県)  414,5(千円)

芦屋市の東隣に位置する。苦楽園などの高級住宅地を擁する。また近年西宮ガーデンズのオープンなどで人気急上昇中の西宮北口駅もある。一方で浜手や東隣の尼崎近くでは下町風の街並みも見られる。

3箕面市(大阪府)    408,1(千円)

大阪でNo1の所得の高さ。上方芸能の大御所が多く住む地域でもある。箕面の滝や山猿が有名で、大阪市民からは田舎扱いされることも。しかしその自然環境の良さが魅力となって高所得者層を惹きつけているのかも知れない。

4吹田市(大阪府)   401,2(千円)

北摂ベッドタウンのひとつ。阪急千里線沿線には丘陵が広がり、住宅地としては最適な土地の形状をしている。また北大阪急行と地下鉄御堂筋線が接続する江坂は関西住みたい街ランキング上位の常連である。

5宝塚市(兵庫県)   396,7(千円)

言わずと知れた宝塚歌劇団の聖地。山の斜面には良好な住宅街が広がる。特に雲雀丘花屋敷(ひばりがおかはなやしき)駅の山手はかなり区画のサイズが大きい。

6豊中市(大阪府)   395,9(千円)

ライバル吹田にはわずかに負けるが、約400万円という所得の高さを見せている。市内には駅前であっても低層の建物が立ち並んでおり、居住環境としては最適である。

7生駒市(奈良県)   392,8(千円)

奈良ではNo1の所得の高さ。生駒山の裾野に住宅街が広がる。近鉄奈良線、けいはんな線が通っており、大阪へのアクセスは良好。また学研都市にもほど近いことから、市民の学問へ対する意識も高いとか。

8精華町(京都府)  384,3(千円)

京都府南部で奈良県との県境に位置する。京都府ではあるが、ほとんど大阪のベッドタウンと言える。90年代に学研都市と共に大規模ニュータウンが開発されるとともに人口が急増した。

9広陵町(奈良県)  376,6(千円)

奈良盆地の南西部に位置する人口33,000人ほどの長閑な町。大阪のベッドタウンで町の西側には区画の広いニュータウンが広がる。しかし全体で見ればいたって普通の町である。今回のランキングで最大の謎と言ってもいいかも知れない。

10奈良市              364,1(千円)

またまた奈良県がランクイン。古都の情緒溢れる奈良市が所得が高いというのは意外に思われるかも知れない。ただ奈良市といってもかなり面積が広く、平城宮跡より西側のニュータウンが市の平均所得を引き上げているものと思われる。

さてここまでランキングのトップ10を見ました。関西圏にお住まいの方にとっては、わりと実感に近いものだったのではないでしょうか。

ランクインした市町村の大きな特徴をあげるとすると、大阪のベッドタウンで、なおかつ丘や坂があるということです。

全国的にも言えることですが、やはりお金持ちは丘の上や坂の上に住みたがる傾向があるようですね。

※今回は内閣府の課税対象所得を基にランキングを作成しました。このデータでは政令指定都市の区ごとのデータがなかったのですが、もしあれば、例えば御影や岡本擁する神戸市の東灘区やタワーマンションが立ち並ぶ大阪市北区などは確実にランクインしていたと思われます。

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