首都圏所得ランキング 市区町村トップ10

今日は所得の話題をお届けします。以前は関西所得ランキングとして、別納税者1人あたりの課税対象所得(2014年)をもとにランキングを作成しました。今回はその首都圏版ということで、市区町村の平均所得のトップ10をまとめてみました。

以前の関西所得ランキングでは、予想通り芦屋市(587万7千円)が2位の西宮市に大きく差をつけてトップという結果でした。それでは首都圏ではどのような結果になるのでしょうか。

首都東京には日本における大企業の本社の集積しているため、首都圏では全体としてかなり所得が高くなるものと予想されます。

以前関西の所得格差において、関西との比較でも紹介したように首都圏では都心部に高所得者が多く住んでいるという特徴があります。

それではランキングを見ていきましょう。ちなみに筆者は関西在住なので、説明書きの部分が、やや的外れなこともあるかも知れませんがお許しください。

1  港区     901,7(千円)

言わずと知れたリッチタウン。外資系企業など様々な一流企業が集積している。白金やなどの高級住宅街もあり、まさに日本の勝ち組が集う街である。1人あたりの所得は驚きの900万円超え。ここまで高いということは、半端でない大金持ちが相当数いると思われる。

2  千代田区   784,3(千円)

丸の内や大手町など日本のビジネスの中枢。あまり住宅地はない印象で、居住人口はわずか6万人。しかしその6万人の平均所得はかなり高い。

3  渋谷区      702,7(千円)

すり鉢状の谷底には世界でも名を馳せる繁華街「SHIBUYA」がある。 渋谷駅から坂を上ると、松濤などの高級住宅街がある。

4  中央区    555,8(千円)

新旧の街並みが混在する街。月島などの下町情緒あふれる街並みから空を見上げると、超高層タワーマンションが見える。

5  文京区    544,1(千円)

都内の中では閑静な住宅街が広がる文京区。この所得水準の高さである。湯島などの街並みからは文化的な香りが漂う。

6  目黒区    536,8(千円)

東横線や目黒線沿線には閑静な住宅街が広がる。渋谷区や港区に東急でダイレクトにいけることから利便性はかなり高い。住宅地では高層の建物はなく、一戸建てが軒を連ねる。

7  世田谷区   505,8(千円)

お金持ちの住むエリアとして全国的にも名の知れている。港区はガチ金持ちが住む印象で、世田谷はどちらかというと地方から出てきてサラリーマンとして成功したプチブルジョアが住むイメージ。

8  武蔵野市 479,9(千円)

ここで23区外からのランクイン。吉祥寺抱える武蔵野市は23区外では都会度NO.1との呼び声が高い。都心に比べるとややゆったりとした雰囲気が感じられ、住宅街としての人気は高い。

9  新宿区      477,2(千円)

新宿といえば乗降者数日本一である新宿駅の巨大ターミナルを思い浮かべる。しかし駅から離れると、落ち着いた住宅街が広がっている。

10  浦安市  441,3(千円)

今回東京都以外から唯一のランクイン。といってもほとんど東京である。埋立地には新興住宅地が建ち並び、都内で働くリーマンが多く住んでいる。

というわけで今回は首都圏の所得ランキングを紹介しました。以前紹介した関西所得ランキングと比較しながら特徴をまとめてみます。

まず第一に首都圏は、全体として所得が高い傾向にあり、とりわけ都心部で所得が非常に高いエリアが多いということが言えます。武家屋敷の名残もあり、東京では都心部でも一戸建て住宅が多くあります。また坂や丘が多く、高所得者が好むような街並みが広がっていることも要因としてあるでしょう。

これに比べて大阪は上町台地を除いてオール平地、つまりオール下町なので高所得者は芦屋や箕面などの郊外に逃げていくわけです。実際、大阪市の納税者一人あたり課税対処所得は315,3(千円)と、西日本の中枢都市とは思えない低さです。

もうひとつの特徴としては都心の南西側で所得が高いということです。ランクインした市区町村を見ると、多くは皇居からみて南西、あるいは西のエリアだということです。皇居から見て北西にあたる豊島区や練馬区はランク外ですし、東側の江戸川区や葛飾区も言うまでもなくランク外です。

なぜこのような現象が起きているのかはよく分かりませんが、私には千代田区から港区、そして世田谷や目黒へという、金持ちライン?のようなものができているように思われます。このことは今後の課題としておこうと思います。

※参考にした本は三善里紗子さんの『東京法則』という本です。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加