昔処刑場があったいわくつきの地 三条河原

三条河原付近は京都の繁華街として若者たちで賑わいを見せています。河原沿いにカップル達がぎっしり座る光景は、京都ではお馴染みとなっています。

そんな華やかな場所で、過去には恐ろしいことが行われていたことを皆さんご存知でしょうか。

実はこの三条河原では処刑場として、数多くの人が殺害されて首を晒されていたんです。三条通りというのは古くから人の往来が盛んであったため、その見せしめには恰好の場所であったわけです。しかも鴨川が流れているために、どざえもんの処理を行いやすかったそうです。

そんな曰く付きの場所であることから、古くより心霊スポットとして人々に恐れられてきました。

さて三条河原とは一体どんな場所なのか、そして何か特別な雰囲気を感じ取ることができるのか、現地を訪れてきました。

まずは場所を確認しておきます。

三条河原があるのは三条通り付近の鴨川。地図中には三条大橋に印をつけておきました。近くには祇園や四条河原町などがあり、古くからの京都の中心地にあたります。それでは現地の様子を見ながら解説していきます。

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寒さを堪えながら、日が暮れようとしている京都の街を歩くと、鴨川が見えてきました。ここが三条の河原です。

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まずは向こう岸へ渡っていきます。鴨川の水深は浅く、穏やかに水が流れています。

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この看板はなんでしょうか。処刑とは関係ありませんが、池田屋騒動のときについた刀の傷跡が今でも残っているそうです。

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三条大橋は東海道五十三次の終点で、古くから多くの人々が行き交っていました。そんな交通の要所に首が晒されていたわけです。今では考えられませんね。

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次に河原沿いに降りていきます。三条大橋がよい風情を醸し出しています。

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昔処刑場があって首が晒されていたとは今の様子からは到底信じられません。

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夏場にはここにカップルが座っている様子が見られるんですが、さすがに冬は居ませんね。寒いですし。夏場に比べるとやや寂しい印象は受けます。

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一体どこで首が晒されていたんでしょうか。詳しい情報はありませんので分かりませんが、橋の欄干なんかは目立ちそうでちょうどよいかも知れません。

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実は歴史上の有名人もここで首を晒されていたんです。そのうちの何人かを紹介しておきます。

石川五右衛門(盗賊)1594年、釜茹での刑に処された。

豊臣秀次 豊臣秀吉より謀反の疑いをかけられる。高野山で切腹後、三条河原で首を晒される。

近藤勇(新選組局長)1868年、板橋刑場で処されたのち、三条河原で晒し首となった。

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もう少し周りを歩いてみます。今度は橋の北側に行ってみました。みそぎの川もあって本当に風情のあるところです。この美しい場所で過去におぞましい出来事があったとは到底思えません。

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今回は三条河原の様子をお届けしました。ここは心霊スポットとしても知られていますが、呪いだの幽霊だのといった雰囲気は微塵も感じませんでした。むしろ何かすがすがしいような、そんな気分になりました。

しかし、過去に処刑が行われたり首がさらされたりした場所でもあります。

今回訪れた三条河原付近も含めて、京都の街はとても美しいですが、それは過去の様々な闇の部分があるからかも知れません。

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