京都の六花街のひとつ 島原遊郭を訪れた

1200年の歴史を誇る京都には数多くの花街があります。例えば、祇園東、祇園甲部、宮川町、上七軒、先斗町、そして島原は京都の六花街として有名です。そのうち、今回は六花街のうち島原を訪れました。

ここは他の花街同様、芸妓だけでなく娼妓もいたそうです。つまり遊郭という面も持ち合わせていたんです。しかし、島原の関係者は遊郭と呼ばれることは嫌っているそうで、あくまで芸妓が芸事を行い、客をもてなす場であったという認識が強いようです。

現在島原に残っているのは、角屋と輪違屋という建物です。今回、角屋を撮影してきました。(輪違屋は見つけられませんでした。事前の予習不足でした。)それでは現地の様子を見ていきましょう。

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JR嵯峨野線の丹波口駅で下車して、南へと向かいます。一年のうちで最も寒さが厳しい1月下旬。寒さを堪えて歩いていきます。

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途中、京都卸売市場を通り過ぎていきます。

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京都卸売市場のアーケードを過ぎて、嵯峨野線の高架沿いを歩いていきます。少し寒々とした景色です。ホントにこの近くに遊郭なるものがあるのでしょうか。

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高架沿いをもう少し歩くと、小さな神社が見えてきました。島原住吉神社というそうです。調べてみると、一度廃社になったそうです。その後、地元の人たちの意向でこの神社が復活しました。

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神社の裏手には空き地があり、その横にご神木があります。一度廃社になるまでは、ここも境内だったといいます。

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銀杏の御神木も、葉が落ちて寒そうです。

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さらに南へ進んでいくと立派な塀が見えてきました。石畳もあって重厚な雰囲気の街です。

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ここが角屋(すみや)のようです。角屋はもともとお茶屋として営業していましたが、現在は営業を終了し、定期的に建物の見学ができるようになっています。

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塀の向こう側に、角屋の建物が見えてきました。この日は建物内が一般公開されており、観光客の姿もちらほらと見られました。

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それにしてもすごい立派、楼閣のようです。これまで大津の遊郭跡など回ってきましたが、それらは崩れかけている建物も多く、寂れた感じだったのですが、それらとはまったく雰囲気が異なります。重厚感もあります。

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遊郭と呼ばれるのを嫌がる関係者の気持ちも分かりますね。ここで数々の芸事が行われてきたことを思うと感慨深いです。

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看板を見ると昭和60年まで営業が続けられていたと書かれています。また、明治時代にお茶屋になるまでは、料亭として営業され、この建物で宴会が行われていたそうです。

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さらには江戸時代には文化サロンの役割も果たしていたと書かれています。

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角屋の向かいにも歴史感たっぷりの建物があります。前日まで雪が残ってたんでしょう、石畳が光ってます。光る石畳と木の塀の組み合わせは見事です。

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よく見ると文芸会館の表札がありました。それにしても味のある表札です。細部までこだわる、粋ですね。

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さらにその隣には文化研究所がありました。ここは昔から文化の交流・発信の地だったようです。

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この他、角屋の近くには旅館などの趣ある建物が多くありました。

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周辺は住宅街となっていますが、石畳が敷いてあって落ち着いた雰囲気が漂っています。この辺は島原という地の格式の高さを感じさせてくれます。

今回は島原遊郭の様子をお届けしました。大昔より、ここで芸によるもてなしが行われていたことが想像できるほど、立派な建物でした。さらに当然、性的な接待も行われていたわけですから、どんなことが行われていたのかを想像してみるのも楽しいかも知れません。

是非一度、目で確かめに行ってみてはいかがでしょうか。

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『京都の六花街のひとつ 島原遊郭を訪れた』へのコメント

  1. 名前:華南 投稿日:2017/01/28(土) 23:17:46 ID:56c330c56

    島原大門という門が住宅街の中にあるのですが、すぐ近くに市場で使うターレットトラッくが置いてあったりして好きな場所です。

    • 名前:west 投稿日:2017/01/28(土) 23:42:37 ID:73b78b3e6

      コメントありがとうございます。島原大門のことは知ってたんですが、撮影し忘れてしまいましたw。面白い情報ありがとうございます。