宗教都市・天理訪問記【天理本通り商店街】

天理教の本部がある天理市。天理市の玄関口である天理駅からは天理教本部へ商店街がのびている。商店街の東端には天理教の本部があり、信仰者を出迎えるようにアーケードがつながっている。

暑さの厳しい中、天理駅を降りてお目当ての天理教の本部へ行くことにした。天理教の本部への途中、入り口に天理本通りと書かれたアーケードを発見。暑さを凌ぐためにもとりあえず入ってみた。

商店街はやや薄暗い。やはりここも他の郊外都市と同じように寂れた商店街の光景が続いているのだろうかと心配になる。

商店街の脇には少し独独の雰囲気を醸し出している建物も見られた。空き部屋もあるようで、少しばかりの廃墟感がある。

商店街の脇にはバーや料理屋など飲食店がある。そう言えば新宗教の名物料理などあってもよさそうなものだが、日本では聞いたことがない。ここもごく一般的な飲食店が建ち並んでいる。夕方以降は賑わっていることだろう。

見上げると木製の骨組みでできたドームがある。天理本通商店街ではアーチ型のアーケードが続いているが、商店街の横に小路が接続する部分ではドーム型になっている。

歩いていて空き店舗や空地はほとんど発見することができなかった。関西でも虫食い状態の商店街はよく目にするが、天理本通り商店街の空地と言えばここくらい。それなりに繁盛しているようだ。

商店街には全部で180もの店舗があるが、特に目立つのが神具店・装束店。さすがは天理教のお膝元といった感じ。

しかし、駅の方から本部へ向かって進んでいくにつれて人通りが増えてきた。天理教名物の法被を着ている人もおり、いよいよ賑わいを見せていた。

人口6,6000人、JRと近鉄合わせても1日平均乗車人員1万人にも満たない街の商店街にしては、やけに人通りが多い。途中で分かったのだが、この日は子どもおぢばがえりというイベントが開催されており、全国から信者が集まっていたのだ。そのほか、大祭や月次祭にも商店街は人で賑わうそうである。

天理本通りは大昔から天理教の門前町として機能しており、特に行事の際には大勢の人々で溢れていたという。数々の信仰者たちがおぢばを目指してこの商店街を通ったと思うと感慨深い気もする。

さらに商店街を歩いていくと、目に付くのはやはり天理教関係の店舗である。神具や仏具、その他法被や太鼓などの天理教名物とも言えるグッズが見られた。ちなみに私は天理教の教祖中山家の家紋が入ったうちわを買った。

中山家とは天理教教祖の中山みきの家系のことである。前川家の長女として生まれたみきは13歳のときに中山家に嫁ぎ、その後41歳のときに神のお告げを受けたそうだ。その中山家の家紋が入ったうちわは天理カラーの紫色が鮮やかである。

本通り商店街を抜けると、いよいよ「おぢば」への道が見えてきた。次回は「おぢば」とその周りの「おやさとやかた」についてお届けします。

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