京丹波町にある結婚式場の廃墟—丹波本陣—

京都市内から京都縦貫自動車道を通って30分ほど車を走らせると、京丹波町という田舎町に到着する。丹波高地など山間部にあり、京都府下であるが、京都の中心地とは全く違った光景が広がっている。

地図で見ると、赤く囲った建物が廃墟である。京丹波ICから北へ2㎞ほど離れた場所にあり、となりにある葬儀場のセレマ京丹波が目印となるだろう。国道9号線からも確認することができるが、今回は国道9号線から1本西に入り、旧幹線道路から廃墟に入ることにした。

結婚式場の廃墟というにはいささか寂しい外観である。実は以前ここを訪れたのだが、あまりに目立たたず特徴のない建物のため、見逃してしまった。季節はお盆。真夏ということで草が生い茂っている。やはり夏に廃墟探訪はむかない・・。

草をかきわけ、まずは1階部分に潜入する。入り口は蔦に覆われている。不気味さ+アーティスティックな感じさえする。

はじめに迎えてくれたのは円形のカウンター。ここだけ見ればまだまだ使えそうな気もする。

しかし屋根のクロスはビリビリになり、崩れ落ちてしまっている。

けっこう広い建物だ。大体小学校の体育館くらいの広さはあるだろうか。そう言えば外観も体育館に似ている気もする。

外から光は注いでいるが、薄暗く少々不気味な雰囲気が漂っている。

下を見るとサドルが外れた自転車がある。誰かが盗んだ自転車を持ち運んだのだろうか。

この廃墟、けっこう有名なようで調べてみると色んなサイトで紹介されている。また、Youtubeやインターネット配信で訪れた人もいるようだ。

玄関には靴箱があるが、やはりここも荒らされまくっている。そして謎だったのが靴箱の横に置いてある、大量の本だ。

落ちている本を見ると、ページが開いている。式典の配布物だったのだろうか、解らない・・・。

次に階段を上り、二階へと上がっていく。

廊下には和風テイストの荷車の絵が見られた。

そして、二階もこのような荒れようである。二階には畳が敷かれた大広間の和室があるのだが、布団やら座布団やらが散乱していた。

なぜかこちらにはゴムがいっぱい落ちていた。まあ、廃墟って写真で見れば芸術的に見えなくもないが、実際見ると綺麗なもんではありません。

さすがは結婚式場とあって、大広間は立派である。結婚式というものに参加したことはないので正確なことはわからないが、おそらく披露宴を行う場所なのだろう。

放置してある椅子はどこか寂し気である。何件ものカップルが確かにこの地で式を挙げて来たのだろう。

そのカップルに、今この廃墟となった結婚式場を見せたらどんな反応をするのか、想像してみるとちょっと面白い。

襖は穴だらけ、これまで相当多くの人たちが廃墟に侵入した形跡がある。もしかしたら、結婚式に訪れた人々よりも廃墟探索に訪れた人の方が多いのかも知れない。

なぜこの部屋だけに布団が散乱しているのかは謎だ。何年も前から放置してある布団にはダニなどが多そうで、この部屋に入るのはやめておいた。

こちらは調理場のような場所にも見えるが、二階なので下で作られた料理が運ばれてくる配膳室だろうか。

レポート

この廃墟、他サイトには丹波本陣や丹波本〇と紹介されていた。通称なのか、結婚式場の正式名称だったのか、調べてみたがわからなかった。
結婚式場の廃墟というのは貴重で、なかなかお目にかかれるものではないだろう。さらに田舎町ということで、自由に入れる状態になっているのも廃墟探索者としてはありがたいポイントだ。それなりに見応えのある廃墟であった。

※写真に納めるのは忘れてしまったが、神棚があるのは印象的であった。(動画1:10~)

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