秘境感漂う里山のお寺 覚性律庵をおとずれた

滋賀県大津市北部に仰木という集落がある。比叡山の東麓に位置し、棚田など里山の風景を見ることができる。今回訪れたのは仰木の集落から北に行った場所にある覚性律庵というお寺。かくせいりつあん、もしくはかくしょうりつあんと読み、西国愛染明王霊場の第9番にあたる。

アクセス

湖西バイパス 仰木・雄琴IC 
JR湖西線 堅田駅から江若バス・上仰木行(1時間1本程度) 辻下車

地域の氏神様が祀られている小椋神社前に駐車場があるので、そこに車を止めて歩くこと5分。覚牲律庵と書かれた看板が見えてきた。確かに西国愛染明王霊場と書かれている。

西国愛染明王霊場

愛染明王を祀る十七の霊場

愛染明王⇒密教特有の憤怒相を主とする尊格である明王の一つ

大阪・兵庫・岡山・京都・滋賀・三重・奈良・和歌山にある

愛染明王霊場一覧

お寺へと続く階段があるので登っていく。人気もなく、木々が鬱蒼と生い茂っており少し気味悪い感じもする。

覚性律庵と関係のある神社だろうか。調べてみると地蔵堂というらしい。 ※「酒と出会いとお寺とお宮」様のサイトを参照

その隣にはお堂のような建物がある。

休憩スペースか。なぜか椅子には瓦が置いてあり、手前には釜土?のようなものが置かれている。

まだ階段が続いているので、登っていく。

階段を出ると広いスペースに出た。

今度は反対側から一枚。写真の建物は灯りが付いたので、お寺関係の人が住んでいるものと思われる。

これは水かけ不動。手水舎の背後に水をかける明王が建っている。(ごめんなさい、写真では分かりにくいです。)

さらに階段は上へと続いている。

階段を上ると、本堂がある。本堂には阿弥陀如来が安置されているとのこと。

階段は斜面に沿うように続いている。さらに上っていくと3つのお堂が建っているのでそれぞれ紹介していく。


まずは愛染堂。このお堂が西国愛染17霊場9番札所にあたる。


愛染堂の右横には妙見堂がある。独特の門構えが特徴的。これは唐門を移築改修したものだ。

こちらは不動堂。

まとめ

大津市北部の仰木地区。里山の斜面にひっそりと佇む覚性律院を訪れた。集落から離れていることもあり、静かな空気が流れていた。静寂の中、夏の終わりを感じさせる蝉しぐれが降り注いでいたのが印象的であった。

境内はしっかりと手入れが行き届いていたが、建物は古く、(失礼がもしれないが)やや廃寺の雰囲気が漂っていた。そう言えば、以前訪れた大津市坂本にある安楽律院に雰囲気が似ていたような気もする。

後で調べてみて分かったのだが、実は覚性律庵、昭和初期には廃寺同然だったそうだ。それを復興したのが1976年、千日回峰行を遂げた光永澄道大阿闍梨だったという。

独特で秘境感のある覚性律庵、おススメのお寺です。

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