武田尾廃線ウォーキング~国鉄福知山線の跡地~

2018年1月1日。丁字ヶ滝隧道を訪れた後、宝塚駅で早朝の電車に乗り、3駅先の武田尾駅で下車しました。

武田尾駅は大阪まで40分ほどという場所にありながら大自然に囲まれており
さながら秘境駅といった雰囲気さえ漂っています。

辺りは霧に包まれており、ときおり車内灯がついた電車が駆け抜けていく様子を見ることができます。

武庫川沿いを走っていた福知山線

現在の福知山線は山やニュータウンの下を通るトンネルによって路線がつながっていますが、かつては山間部を流れる武庫川を沿うように、線路が敷かれていました。

このうち一般公開されているのが、JR生瀬駅(西宮市)~JR武田尾駅(宝塚市)の区間です。地図で確かめておきましょう。

え~ちょっと分かりづらいですが、下の矢印が生瀬駅、上の矢印が武田尾駅です。

現在のJR福知山線の東側に、武庫川(地図上水色)が流れているのが分かると思いますが、国鉄時代は武庫川を沿うようにして線路が敷かれていました。

現在の生瀬駅と武田尾駅がある場所は、国鉄時代も同じ場所に駅があったことになります。

生瀬~武田尾間、廃線の距離は約4.7㎞。

そのうち今回訪れたのは武田尾駅から1㎞ほど生瀬駅の方へ歩いたところです。

武田尾駅~生瀬駅、4.7㎞すべて歩いた方がよかったのですが、寒さと疲労でこの時すでに帰りたい衝動に駆られてしまっていたという情けない話であります。

こちらは武庫川に架かる「神戸水道 武田尾トラス橋(第一水道橋)」。
これは神戸市北区の千苅ダムから上ヶ原貯水池への導水管です。

このとき、朝7時くらい。
山間部らしくすごい霧だったのを思い出します。

武庫川沿いは護岸工事も進められているようです。春は桜、秋は紅葉とハイキングコースとしても人気が高く、ググってみると色んなブログでここが紹介されていました。

そうして歩いているうちに、
「廃線敷ハイキングコース」の案内が見えてきました。

ハイキングコースには木が何個も埋められていました。確か枕木でしたっけ。

そう、線路の下に敷くやつです。

さすがにレールは残っていないようですが、いかにも電車が通っていた感じの空間がそこにはありました。

武庫川に沿って走っていた国鉄時代の電車汽車を想像すると何だか感慨深いですね・・。

朝の新鮮な空気を吸いながら、さらに進んでいくと今度はアーチ状のトンネルが見えてきました。
これは長尾山第三隧道です。

いくら川沿いのルートだからといっても、トンネル無しで線路を敷くことは無理だったようで、ハイキングコースには、ところどころに隧道が登場します。

長尾山第三隧道に入ってみると、思った以上に暗く持ってきた強力ライトが役立ちました。
にしてもちょっと怖さを感じられる隧道です。ヒンヤリしてますし。。。

ライトを消してみます。
怖いけど芸術的な、神秘的な、うまく言えないですがそんな感じがしました。煉瓦もいい味を出しています。

一つ目のトンネル、長尾山第三隧道を抜けると、すぐに見えてきたのが長尾山第二トンネル
Google mapには、なぜか隧道ではなくトンネルと表記されていました。

トンネル自体は1個目と同じような形ですが、
こちらは武庫川から少し離れたところにあるので、辺りは鬱蒼としています。

第三隧道の全長が約90mなのに対して、第二は約150m。
ただし、直線なので僅かに向こうの光を見ることができます。

と、この辺で散策を終わり、帰宅しました。

今回は武田尾駅から生瀬駅方面へ歩きましたが、反対側(西側)にも良い雰囲気の隧道があるとのことです。

武田尾のように、廃線を堂々と歩ける場所は貴重です。
また、紅葉の季節にでも来たいと思いました。
そのときは生瀬~武田尾、全て歩きたいと思います。


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