石田三成の亡霊?彦根の心霊スポット・佐和山周辺【佐和山隧道ほか】

天下分け目の関ケ原にほど近い場所、滋賀県彦根市にはかつて佐和山城があった。佐和山城というのは安土桃山時代の武将・石田三成が建築したお城で、現在は佐和山に跡が残るのみとなっている。佐和山からは同じ彦根市にある彦根城が見えるのだが、ここで佐和山城と彦根城との関係を見ておく。

佐和山城主、石田三成は関ケ原の戦いで徳川軍に敗れることになり、京都の六条河原で処刑されることになった。その後、佐和山城は徳川四天王の井伊直弼が入城することになったのだが、領民に石田家を継承するとの錯覚を与えかねないと懸念したため、井伊直弼は彦根城の新築計画を建てた。その後、佐和山城は廃止となり、江戸時代の天下普請を利用して彦根城の建設が実現した。石田三成の没落後、佐和山藩(のちに彦根藩)の天守は佐和山城から彦根城へ移ったというわけだ。

さて、ときは変わって21世紀。インターネットを中心に情報化が進み、匿名であること無いことが噂されるようになったこの時代。佐和山城跡付近では、いわゆる心霊が出るという噂があり、ネットなんかでも多くの情報が流れている。幽霊が出る噂なんて、かなり胡散臭い話だが、人の噂というのはいつもそういうものである。しかし、火の無いところに煙は立たぬ。噂の真相はどうか置いておいて、この地で敗戦を喫した石田三成という亡霊となりうる存在がいる。

今回は佐和山付近の心霊スポットとして噂される場所を2か所訪れたので紹介しようと思います。(※うち一か所は途中で断念しました。情けない話です。)

佐和山遊園

佐和山遊園は泉巌という実業家が、佐和山城の復元などによって石田三成のテーマパークを作ろうと、1976年に着工した。しかし、正式なオープンを迎えることなく時を経ている。

国道8号線脇に車を止めると、薄暗く見えているのが佐和山城だろうか。

遊園内に近づくと、いきなり銅像が見えます。どうも肝心の佐和山城がある場所には入れない様子。

何でも修復中とのこと。危険!立入禁止という張り紙もありました。うっかり入ると通報されてしまいそうです。

こちらは佐和山美術館。佐和山遊園は正式なオープンを向かえなかったものの、事実上営業していたようで、美術館内にも入れたらしい。

このような立派な門や屏風も見られます。このほか、五重の塔、金閣寺などもあって、一体なんのテーマパークなのか分からない状態。

そのカオスさが売りなんでしょう。B級スポットとして有名になり、テレビで取り上げられることもあったようです。

2015年には完全に営業が、現在は廃墟として、そちら系のマニアが好む場所となっているようで、まあ私もそのうちの一人でしょうが。

こちらの門も立ち入り禁止となっている模様。ここも、心霊スポットとしても紹介されるようで、確かに薄気味悪い雰囲気は感じられる。

佐和山隧道近くというロケーション、そして廃墟というシチュエーションによって、佐和山遊園は心霊スポット化しているものと思われます。

佐和山隧道

心霊スポットとして名高いのはむしろこっちの方かも知れぬ。ここがマニアに人気なのは、とにかく行きづらいということ。やっとの思いで辿り着いたときの達成感があるのかもしれない。

国道8号線を彦根市街地から鳥居本へ通り抜ける場所に佐和山トンネルはある。

画面向かって一番右が佐和山トンネル。真ん中が佐和山トンネル歩道、そして左の暗闇へと続く道が佐和山隧道への道である。

佐和山トンネルの歩道もなかなか不気味。本当は明るいうちに来ようと思っていたものの、この時間帯になってしまった。果たして隧道まで辿り着けるのか。

隧道へと続く道を進むと、途中からアスファルトの舗装が無くなっていた。そして両脇は草が生い茂る。怖い。幽霊はもちろん、野犬や熊が出てくるかもしれないという恐怖感もあった。

そして、廃屋。いやまだ廃屋というほどではなく、空き家といった方がよさそう。

さらに道なき道を進んでいきます。有名スポットということで、人が通った跡がありとりあえずは安心。しかし、いつも使っている強力ライトを持ってくるのを忘れ、頼りないスマホライトを頼りに進むことに。

路の状況はさらに悪化し、もうこれ以上来るなと言わんばかりに、竹が横向きに倒れていた。

下には隧道から流れ出る水があり、これを避けて進まなければなりません。

さらに奥に進もうと思ったものの、さらに竹があり、そしてその向こうには廃車が見えてきた。

もうこれ以上行ってはいけなという直感が頭をよぎり、これで佐和山隧道にたどり着くことは諦め、引き返すことにした。

以上が今回わたしが佐和山の麓を訪れた記録です。石田三成の亡霊?それとも全く石田家とは関係のない霊なのかは分かりませんが、何かしら独特の気を感じる場所でありました。何か感じられたでしょうか。

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