【阪神沿線のディープ街】尼崎センタープール前駅周辺を散策

関西を代表する工業都市、尼崎。工業都市では下町風の街が広がり、Deep感ある街並みを見せてくれるのは全国に共通することである。首都圏でも川崎市の臨海部や大田区の臨海部では、尼崎と似たような光景が広がっており、工業都市ならではの独特の街並み、うまくは言えないがやや男性っぽさが感じられる街並みが見られる。

さて、この日は阪神甲子園球場を訪れていたのだが、甲子園駅から梅田駅までの帰路、ディープ街巡りを趣味にしている私は、尼崎に寄らなければ気が収まらず、尼崎センタープール前駅を訪れた。

以前は尼崎の中心ともいえる尼崎駅(阪神電車)を降りたので、今回は尼崎センタープール前駅で下車することに。センタープール前と言えば競艇場の最寄り駅として有名だが、一体どんな街並みが広がっているのだろうか。

まずは尼崎センタープール前を下車。

現在は駅は高架になっており、立派なコンコースがあるが、90年代前半に高架化されるまでは、駅の北口に露天商が立ち並ぶというカオスな様子が見られたという。

駅を降りてまず向かったのはボートレース場。駅名にもなったセンタープール前という名前は競艇場の競艇池のことで、もちろんプールではありません、念のため。

駅のコンコースからは歩道橋が続いている。ファンロードというらしく、塀には鮮やかな絵が描かれていた。

歩道橋からはセンタープール、そして競艇場のスタンドがそびえ立つ。

それにしても長すぎやしませんか歩道橋。こりゃ競艇場に着くまでの道のりでくたびれてしまいそうです。

歩道橋にも電光掲示板が。11レース発売中。ということは本日レースが行われているらしい。

競艇場に到着。通称はBOAT RACE尼崎、正式名称は尼崎競艇場。しかし、駅名は尼崎センタープール前という少しユーモアが感じられるネーミングセンスです。

場内にはレースの出場選手予定選手の一覧ボードがずらりと並んでいた。

スタンドを見た第一印象はとにかく大きいということ。琵琶湖競艇には一度だけ行ったことあるが、ここまで大きいスタンドでは無かった。

スタンド内に入るために、スタンド脇の階段を上っていくことにした。

中からはガラス越しにセンタープールを見ることができます。客層は8割おっちゃん、2割おばちゃん。けっこう若者が多い競馬場とはまた違った雰囲気。

2Fには水明というレストランがあり、メニューが展示されていた。それほど安いというわけでもなさそう。

こちらはドリンクコーナー。無料で飲めるようになっており緑茶を頂いた。

にしても渋い。やはりおっちゃん仕様というわけなのか。

モニターを見ながら予想を立てるおっちゃんたち。

おっちゃんたちを見物した後、そろそろセンタープール前駅周辺の街に出ることにした。

それにしても印象的だったのは、競艇場の門の前に居たおっちゃんであった。というのも、髪の毛をくくり、キティちゃんのTシャツを着て、黒の短パン、白のソックスという前代未聞のファッションをしていたからだ。

濃い人をたくさん見ているであろう、尼のおっちゃんも「何やあれ?」と言って驚きを隠せない様子であった。

それはともかく、競艇場を出て、今度は歩道橋ではなく、下の道から駅方面へと歩いていく。駅の北側はいたって普通の街に見えたので、今度は駅の南側へ向かうことにした。

阪神電車の高架をくぐりっていく。まず見えてきたのはローン大阪屋。競艇で負けた人御用達なんでしょうね。

南から見た尼崎センタープール前の駅舎はこんな感じで、けっこう近代的。

駅の北側は競艇場なのに対して、こちらは住宅街。小規模の店舗が建ち並ぶ、昔からの商店街も見られる。

しかし、意外と普通の住宅街。ここは阪神高速に阪神電車が通るので、それなりに騒音はするのでしょう。

尼崎センタープール前はけっこうディープな雰囲気が感じられると聞いていたのに、やや期待はずれな気もしつつ、たまたま見つけたマンション沿いの路地へと進んでいった。

新しいマンションやアパートもあるようで、尼崎駅や梅田までダイレクトに行ける上、尼崎駅乗り換えで難波にもすぐ行けるという利便性が評価されているんでしょう。

そんなことを考えながら路地を通り抜けると、ついに発見、ええ感じの一戸建て住宅。これぞ下町のお家といった感じ。家の前の植木が良い味を出しております。

このエリアは古くからの住宅街があるようで、こちらはサビついたトタン製のお家。

ベランダの部分なのか、木の骨組みが崩れてしまっている。住宅街でパシャパシャ写真撮影していたせいなのか、住民の人が出てきたので、一旦退散することに。

アパートと戸建ての住宅が混在しており、こじんまりとして雰囲気。ここが私鉄の駅前のよいところで、JRの駅前なんかは、大手デベロッパーが開発するファミリー向けの何とかコートや何とかレジデンスやらが立ち並び、今一つ趣に欠けた街も少なくありません。

再び路地を撮影。平屋というのも可愛らしい。物干し竿もあり、生活感が溢れている上、舗装されていない道路が昭和感を醸し出している。

今度はアパートが見られ、やはりトタンがポイントなのでしょう。

こちらもアパート。建物同士の間隔が異常に狭いのが特徴。家の中での話し声も聞こえやすく、プライバシーがあってないようなものなのかも知れません。

やはり尼崎は期待を裏切らない場所であった。十分に尼崎センタープール前の雰囲気を堪能したところで、次に行くのは同じく尼崎市内の杭瀬。杭瀬も下町と知られ、一体どんな街が広がっているのか楽しみです。

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