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住宅街の中の霊界?アジャリの森に行ってみた

高槻市役所を訪問した後むかったのはアジャリの森という心霊スポット。心霊スポットとしてはそれほど有名ではなく、高槻地下倉庫(タチソ)の方が知名度はある。

しかし高槻地下倉庫は私有地にあり、入ることができないということでこちらを選んだ。



アジャリの森があるのはJR京都線の線路のすぐ近くで、ちょうど高槻駅と摂津富田駅の中間地点にある。

市役所から摂津富田駅方向に歩いていく。途中JRの線路下にこんなトンネルも発見した。ここは水路が流れているが、歩いているとJR線下には歩道用のトンネル多いことに気づかされる。

国道171号線を通って現地へ向かう。自動車や自転車の通行量が多く、歩くのには少し恐怖感を感じてしまう。

いかにも郊外といった街並みが見られる国道171号線から、南にのびる道へ入るとサンスターの本社がある。

その先にはJR線下にある歩行者と計車両のためのトンネルがあり、住宅街の中にポツンと森が見えてきた。

住宅街の中にポツンと見えるのがアジャリの森である。

ただ、アジャリの森の周りだけは田畑が広がっていた。

入口があるのは反対側だが、あぜ道が伸びていて裏側から入ることができる。

せっかくなので暗くなるまで待つことに。

暗くなったので正面から入っていくことにしよう。

アジャリの森という名前について。アジャリの森と聞いて仏教用語で模範となる師匠を意味する「阿闍梨」を連想されるかも知れないが、実はまったく関係ない。

アジャリの森の由来は534年に遡る。この土地を耕作するときに河内の豪族・大河内直味張(あじはり)が農民を500人を派遣したことから、あじはりが訛ってアジャリとなったそうだ。

その旨は森の中にある看板に書かれているほか、高槻市役所のホームページにも書かれているので興味ある方はご覧いただきたい。https://www.takatsuki-kankou.org/spot/311/

森の入り口付近にはお百度参りを行うとき指標になる百度石があり、森に入って参道を50mほど歩くと、歩人山稲荷神社という神社がある。

頻繁にバイクや車、すぐ近くを通る電車の音が聞こえるが、森の中はシーンと静まり返っている。森の外は俗界、森の中は霊界なのかもしれない。

鳥居が数本あり、抜けていくと稲荷神社の拝殿がある。

本殿には倉稲魂神が祀られている。しかし、ここが少しミステリアスなスポットとして知られるようになったのは拝殿の裏にある石塔の存在だろう。

裏へ回り込もうとすると、いきなりセンサーライトがついた。参道にも灯りがあったし防犯対策はしっかりとされているようだ。

裏には御神木と60体の石塔がある。これらは緩照姫、六文字大神、弁財天、白龍大神、白長大神、眼力大神、成功大神、そしてアジャリの森という名前の由来となった味張稲荷大神が祀られている。

やはり拝殿裏というロケーションが少々怖さを感じさせてくれる。

このように住宅街の中にポツンとある森、アジャリという名前の響き、さらには拝殿裏にある石塔の存在によってここが心霊スポットになったと考えられる。

また、タレントの北野誠や西浦和也という人がここを訪れて心霊体験をしたたという。あとは首吊り自殺があったとかいう噂がネットにあったりする。。もちろん本当かどうかは分からないが。



コメント

  1. mars より:

    喜撰山遺構や日向大神宮をはじめ意外なところにお塚群が有りますね。
    一般的に言う「もう一つのお稲荷さん」は裏稲荷で(というより刀剣小狐丸で)有名な花山稲荷でしょうかお塚の密度がみっしりです。

  2. chxpnmfxkh より:

    Muchas gracias. ?Como puedo iniciar sesion?

  3. 森羅万象 より:

    はじめまして。私は民俗学的に、こうした古い信仰などに興味があるのですが「○○大神」と自然石に刻まれた石碑は「お塚」と呼ばれ、稲荷神社系でよく見られる「お塚信仰」と呼ばれているものになります。お塚信仰であれば、京都伏見稲荷が代表格ですが、そこから少し東側にあります別名「もうひとつのお稲荷さん」と呼ばれる「大岩神社」が探索されるには興味深いところだと思います(既にご存知かもしれませんが)かつて10年前まで産廃処理場や不法投棄で荒れた廃神社として心霊スポットと知られた存在でしたが、地元の子供達も清掃活動に参加するなどして整備されました。今も一部廃屋が残るなど、かつて廃神社と呼ばれた雰囲気がありますが、お塚信仰の聖地になってます。あとこれは私の推理ですが、化物語シリーズの作者 西尾維新が、恐らく学生時代に訪れた場所と思われます。夏に近づくとヤブ蚊が多く、吸血鬼に襲われる雰囲気。小野小町に恋した深草少将が願い叶わず亡くなったという大岩通り(深草少将は架空の人物のためニセ物語だったりもするのですが)化物語の悲恋のヒロイン羽川翼も、ここでイメージされたのではと思うほど、様々な思考力が沸いて出てくるアングラ好きな人にお薦めの場所です。
    なお車で行かれる場合、深草こどもの家という小さな幼稚園の脇に山頂へ続く細い道があります。大型トラックが頻繁に走行してくるという心霊スポットというより物理的に恐怖スポットだったりするのですが、山頂付近まで行くと展望台や、少しだけ路駐できる場所があります(大型トラックの邪魔にならないところに停める必要があります)

    • ウェスト より:

      情報ありがとうございます。
      稲荷山には数多くの神社があることは何度か訪れて知っていましたが、大岩神社というところまでは行ったことありませんでした。
      たしかに稲荷山周辺は言葉では表せない独特な雰囲気があると思います。

      もうひとつのお稲荷さんとはなかなか興味深いですね。今度行ってみようと思います。

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