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【西宮の市営住宅群】かつての被差別部落・芝村地区周辺の散策

住みたいまち常連の西宮北口(通称ニシキタ)や高級住宅街の苦楽園など、人気や憧れの住宅街を数多く擁する兵庫県西宮市。

今回はJR神戸線線の西宮駅から阪急神戸線の西宮北口駅まで散策することにした。お目当ては市営住宅群である。

Wikipediaに掲載されていた芝村地区

JR西宮駅北東側に芝村地区がある。かつての同和地区、被差別部落である。
いろいろネット界隈を調べていたら、芝村という地名をwikipediaで発見した。

芝村(しばむら)は兵庫県武庫郡に所属した村の一つで、現在で言うJR西宮駅の北側と阪急西宮北口駅の南側に囲まれた、西宮市西福町・神明町・芦原町・両度町・高松町・南昭和町・丸橋町に当たる範囲に存在した。

芝村地区に該当する現在の住所と、その地域が被差別部落であったと明記されている。
wikipediaでのこうした表記というのは、これまで見たことがなかったのだが、ほかのサイトやネットに上がっている研究用のPDFをチェックしてみるとwikipediaの情報は間違いなさそうだ。

というわけで、今回はかつての芝村地区に当たるエリアを散策することにした。

まずやってきたのはJRの西宮駅。1日の乗車数は2万人ほどあり、快速の停車駅であるが、駅の北側は御覧のような寂しさ。

ロータリー周辺を眺めていると、向こうの方に市営住宅群を見つけた。まずはそちらへ向かうことにしよう。

駅のロータリーから北へ続く道を歩いていく。

市営住宅が立ち並ぶ。しかもけっこう高層なので、この辺りの地域内でもかなりの存在感がありそうだ。

地区内には今津方面へ流れる東川という小川が流れている。

東側に沿って北東へ向かって歩いていく。

川の右側には一戸建て住宅も数多くある。周辺を見渡してみても、いたって普通の街といった感じである。

一方川の左側には大規模な公営住宅が立ち並ぶ。

東川沿いにある緑地には阪神淡路大震災のモニュメントが残されていた。

この辺りもかなり被害があったようである。

この日は寒の戻りがあったため、人は少なかったが暖かくなれば市民の憩いの場所となるのだろう。

神明緑地を北へ出ると、東西に通る山手幹線道路があり、北側には神明八幡神社がある。ここの神社では八幡神が祭られている。

拝殿の両サイドに見つけたのは馬の銅像。もしかしたら部落の馬肉解体と関係あるのでは。。と思ったが八幡神は武将であるため、戦と関係して馬が祭られているということである。

神社からは大規模な市営住宅群をみることができる。

神社に出て、幹線道路を歩いていく。途中、芦乃湯という共同浴場、集会施設、駐車場から成る西宮市立の複合施設である。この施設があるのは芝村地区のわずかに外だが、同和対策として設置されたのだろう。

まだまだ市営住宅群は続く。ここら辺を歩くと何十棟もの市営住宅を見ることになる。

かつて芝村地区には明治4年の解放令の時点で1000人を超える人が住んでおり、1933年の西宮市への編入合併の時点では3000人近くもの人が住んでいた。

一方北東側、西宮北口駅方面を見ると、高層マンションの姿を発見。西宮北口と言えば、関西住みたい街ランキング上位常連の街ということなのだが。。。まだこのときは、華やかな街並みを想像するのはできなかった。

ただ、市営住宅自体はそこそこ新しいもので、周辺環境も小綺麗にされているあたりは西宮のイメージを消して損なうものではないだろう。

地区内には祠がある。以前、崇仁地区で見たものとそっくりだ。改良住宅ができる前からあったのだろうか。しっかりと守られている。

地区内には市営住宅が目立つものの、一般的な新しい住宅も多く見られる。この辺りも混在が進んでいるものと思われる。

と思ったら、新しい住宅のすぐ傍にはこんな感じの町工場風の建物もあったりと、ごっちゃ混ぜなのも面白い。

再び山手幹線道路に出てきた。

ここの交差点は両度町南。JR西宮駅と阪急西宮北口駅を線で結んだときに、ちょうど中間地点に来る場所である。

この辺りから「ニシキタ」と呼ばれるようなエリアなのだが、店舗建設予定地から西宮北口駅方面を見ると、先ほどの市営住宅群とは雰囲気の異なるマンションが数多く立ち並んでいる。

津門川を北方向へ歩いていくと、東側に兵庫県立芸術文化センターの高級感のある大きな建物が見えてきた。間違いなく西宮北口であり、阪急神戸線特有のハイソな雰囲気が感じられる。

この津門川の西側は芝村地区の一角をなす両度町にあたるのだが。

高層マンションが建っていたりと、かつてかわた村であったとは到底思えない光景が広がっていた。

綺麗に整備された公園、良質なマンション、同和地区や被差別部落の負のイメージは書き消されてしまう。

確かに両度町・・芝村地区の一部なんですが・・。

このあと西宮北口駅に行き、阪急電車で次の取材地・芦屋へと向かった。

※今回撮影した市営住宅すべてがかつてのかわた村・芝村に当たる地域のものではありません。東川沿いの市営住宅群の一部住所は芝村地区外の森下町です。(もちろん、地区外であっても同和対策事業として建設された可能性はあります。)大体こんな街並みなのかといった風にとらえてもらえればと思います。

 


 

コメント

  1. 匿名 より:

    そこに行ったのなら朝鮮会館にも触れてほしかったです。

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