伏見桃山城キャッスルランド跡地のいま

京都府には舞鶴の田辺城や福知山城など天守を確認できるお城があるが、いわゆる京都(市内)に限って言えば、天守を確認できるのは今回訪れた伏見桃山城だけである。

2つの立派な天守を見ることができる伏見桃山城を取り上げるときに忘れてはならないのが伏見桃山城キャッスルランドの存在だ。

伏見桃山城キャッスルランドとは

かつて京都市伏見区にあるキャッスルランドという遊園地があった。敷地面積10万平方メートルという広大な土地に、1964年伏見城を再現した模擬天守、ジェットコースター、ゴーカート、プールなどがあった遊園地である。

つまり、現在お城のように見える建物は、戦国時代や江戸時代に存在した伏見城を模した模擬天守である。伏見城が現存しているわけではない。

さて、キャッスルランドのオープン後、1978年に年間100万人の来場者数を記録したものの、他の遊園地と同じく、少子化やレジャーの多様化などの影響を受けて2003年に閉鎖した。

その後、伏見桃山城は保存されることとなり、外観のみ自由に見学することができる。

伏見桃山城へのアクセス

・近鉄丹波橋駅

・丹波橋駅(京阪本線)

・桃山駅(JR奈良線)

伏見桃山城への電車でのアクセスはこの3つの駅である。どの駅からもお城までほぼ同じ距離にある。また、駐車場が用意されているので、車でのアクセスも便利である。

今回は近鉄電車の近鉄丹波橋駅を降りて現地へと向かうことにした。

JR線の踏切を越えて山の方へと上がっていく。この辺は高台にあるとあって、区画の広い住宅街が見られる。

住宅街を抜けると、伏見桃山城まで続く大通りに出た。緩やかなカーブを曲がるといよいよ目的地に到着である。

道路の脇にはこんな鉄の棒が建てられている。少し安っぽいところなんかは、いかにも遊園地風である。

伏見桃山城キャッスルランド遊園地の門に到着。ここまで歩いて20分ほどかかっただろうか。しかも坂道だったし、車で来られる方は車でのアクセスの方が便利だろう。

車の入場用のゲート横にある桃山城御入口と書かれた門から歩いて入っていく。

正門というのだろうか。想像以上に立派。

立入禁止の模擬天守

そして向こうには伏見桃山城の天守が見られる。

石碑にも確かに伏見桃山城と書かれている。松やサツキの植え込みがとてもきれいに整備されている。

門の中に入ると、2つの模擬天守がそびえたつ。想像以上に大きいのが印象的であった。

お城の周辺は綺麗に整備されていて、春休みということで母子で来園している人の姿が目立っていた。桜が咲くころにはもっと人が増えていそう。

2つ天守があるので、色んな角度から見てみると面白い。ちなみに大天守の方は高さ50mで名古屋城と、小天守の方は高さ30mで彦根城とほぼ同じ天守の大きさだという。

もしかしたら入れるのでは、と思い回りをウロウロすることに。

しかし、残念なことに周囲にはロープが張られていて、入ることができなくなっていた。立入禁止の貼り紙もあるので入ることはできない。

伏見桃山城の内部に入れないのは、耐久性に問題があるからで、市の定める基準に達していないことから、2008年に一般公開されたのを最後に一切内部に入ることができなくなっている。

キャッスルランド営業時には石垣の間から中へ入れたのだろうが、現在はロープが張られている。

もちろん、当初取り壊し予定だったのが地元の要望により市に譲渡され、これまで地元のシンボルとして残されているというだけでも喜ぶべきことなのかもしれないのだが。

伏見桃山城運動公園

お城付近で辺りを見渡すと、カーブになっているフェンスがある。よく見ると野球場のようだ。

キャッスルランド跡地には、伏見桃山城のほか、伏見桃山球場や運動場、テニスコートなども併設されており、伏見桃山総合運動公園として京都市によって運営されている。

航空写真で見ると、とても分かりやすい。森の中にお城、駐車場、野球場などがハッキリと確認することができる。

遊園地営業中の様子

さて、ここまで伏見桃山城キャッスルランドについて調べて見ると、遊園園地の営業中どんな様子だったのか気になってきた。そこでYoutubeで検索してみると、ありがたいことに当時の動画が残されていたので、ここに貼り付けさせてもらおう。

当時はお城の他に、ウォータースライダー、ジェットコースター、バイキングなどあったことが確認できる。

現在は役割を変えて運営されている伏見桃山城キャッスルランド跡地だが、伏見のシンボルとして、市民の野外活動の場として重要な役割を担っている。

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