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生ける廃墟から復活したピエリ守山のいま



みなさんピエリ守山というショッピングモールをご存知でしょうか。実はこのショッピングモール数年前、あることで巷の話題になったんです。ピエリ守山は2008年に琵琶湖東岸に開業しました。雑貨店など200店舗があったのですが、リーマンショックや近隣の大型ショッピングセンター開業の影響を受けて、客足が遠のき次々と店舗が撤退していったのです。そして、いつしか人々の間ではこう呼ばれるようになりました。「生ける廃墟」「明るい廃墟」「ネオ廃墟」。つまり店舗もなく人もいない事実上廃墟であるが、電気は煌々と光り、エスカレーターも動いていて、まさに生きている廃墟というわけです。滋賀の田舎の情報でも、ネット社会ではツイッターで店内の様子が簡単に拡散されて、全国的にも話題になったのです。

そんな生ける廃墟として有名になったピエリ守山ですが、2014年にリニューアルオープンすることとなりました。マイルストーンターンアラウンドマネジメントという会社が運営権を取得してピエリ守山再生に乗り出したのです。ZARAやH&Mを始めとするファストファッションを目玉に100を超える店舗をテナントに誘致して営業を再開しました。

説明が長くなりましたが、今回はそのピエリ守山の様子を見るために現地を訪れました。

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平日の15時ころに訪問しました。まずは駐車場の様子からご覧ください。・・・・・・・・・・・・・・って感じです。平日とは言え、駐車場はガラガラですね。他にも駐車場があるので、そちらに車が止まっているのだと信じましょう。

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まずは一階の入り口から店内に入ります。店内に居るのは清掃の人、店員さん、あららお客さんが居ませんね。

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とりあえず一階を回ってみます。しかしたまに人とすれ違うくらいでした。まあ快適と言えば快適なんですがね。しかしピッカピカの店内ですな。ライトが床に反射しまくりです。

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こちらは雑貨屋さんです。そろそろクリスマスのということでサンタさんやトナカイが飾られてますが、周りには人がいなく少し寂しげにも見えます。

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店舗はやはり服屋さんがメインのようです。リニューアルによって生まれ変わった2代目ピエリ守山の特徴は、やはりH&MやZARAといった若者向けのファストファッション店舗が数多くあることでしょう。

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それにしても人が少なすぎです。「生ける廃墟」から復活したと聞いていたのですが。ただ店舗は撤退していませんね。初代ピエリ守山は次々と店舗が撤退していったのですが、その点はまだマシのようです。

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このようなイベントもやっています。めちゃさわれる動物園らしいです。休日は子供たちで賑わっていることでしょう。

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イベント会場の前にはウツボ?のような魚が。ちょっと不気味ですね。動物園で思い出したのですが、ピエリ守山はびわこわんわん王国の跡地に建設されました。なのでピエリ守山が流行らないのは、わんちゃん達の呪いのせいだなんて噂もあります。ちなみにびわ湖わんわん王国が閉園したときにいた犬は、ちゃんと茨城県のつくばわんわんランドに移動したのでご安心を。

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一階を歩き続けたのですが、人はまばらでした。というわけでそろそろ2階に上がりましょう。

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2階に来ました。が、やはり予想通り人は少ないです。建物の構造は吹き抜けがあって、よくあるイオンモールのような感じでしょうか。なかなか雰囲気は良かったんですけどね。

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都会のH&Mなんかは人で溢れているんですが、店内を除いてみたらほとんど人がいませんでした。ちゃんとやっていけてるんでしょうか。ただこれだけお客さんが少ないと店員さんは楽でしょうね。

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ここもお客さんがいません。ここでなぜこんなにもお客さんが少ないのかを考えてみましょう。

上の地図の赤印がピエリ守山の場所ですが、周辺に住宅街が少なく、田畑が広がっています。守山市の中心街からは車で30分ほどかかるでしょうか。また対岸の大津市には住宅街が広がっていますが、普通乗用車で片道150円かかる琵琶湖大橋を渡らなくてはなりません。つまり圧倒的に立地が悪いのです。もちろん休日の家族でのお出かけにはいいんでしょうが。

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その点、イオンモール草津やフォレオ一里山(大津市)などは住宅街、市街地に近いため近隣の住民にとって訪れやすくなっています。さて、最後はフードコートです。

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人が少ない分快適ではありました。また椅子もお洒落で居心地はいいかと思います。

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外のテラスに出てみます。向こうにはリゾートホテルが見えます。やはりリゾート地のショッピングモールとしてピエリ守山を売り出していくしかなさそうですね。

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とても風光明媚なところではあります。立地の悪さをリゾートで補っていけるかが今後のカギとなるでしょうね。再び「生ける廃墟」とならないことを願います。



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