日本を代表する観光都市・京都の顔とも言える祇園からほど近くに円山公園があります。円山公園内にはレストランや料亭が多くあり、多くの観光客が訪れます。そんな円山公園内にはいくつか公衆トイレがあるのですが、そのうちのひとつ、公園奥にあるトイレには怪談があります。
円山公園奥のトイレにまつわる怪談
円山公園の奥にあるトイレにまつわる怪談は以下の通りです。
・トイレで用を足していると、背中を突かれる。
・見上げると逆さの幽霊の姿が見える。
・そしてその幽霊の顔は自分の顔である。
美しい公園にあるトイレでなぜこのような噂が広まったのか謎です。例えば、同じく京都の心霊スポットのトイレ京都御苑の廃トイレでは実際に自殺が起こってそれがきっかけで心霊の噂が広まった経緯があります。しかし円山公園のトイレには過去に噂になるような出来事があったわけではありません。
実際に行ってみた
上記の噂が本当のわけはありませんが、実際に行ってみれば何か分かるかも知れないと思い、例のトイレを訪れてみました。
円山公園があるのは京都市東山区。周辺には八坂神社や知恩院、高台寺など京都を代表する寺院、神社があります。各路線の最寄り駅は京阪⇒祇園四条駅、阪急⇒河原町駅、市営地下鉄⇒東山駅となっています。
実はこの日、円山公園周辺では東山花灯路が開催されており、寺院や道沿いがライトアップされていました。
知恩院の門を抜けると円山公園に到着です。
門をくぐってすぐ、左手にトイレが見えてきました。どうやらここは奥のトイレには当たらないようです。
というわけでもう少し上に上っていきましょう。円山公園内はライトアップされており、とてもきれいな景色が広がってました。
竹灯りがとても綺麗です。もう少し見ていたいという気持ちを抑えて上に行きます。
すると今度は休憩所のような場所が見えてきました。野宿厳禁と書いてあります。
そこから少し歩いたところに2つめのトイレ発見です。いたって普通のトイレですが、さっき見つけたものよりは少々不気味な感じもします。
トイレ内の鏡は割れており、薄気味悪さが感じられます。しかし広い円山公園、まだほかにもトイレがありそうです。
長命寺へつながる通りには綺麗な灯篭が並んでいます。
一番上まで行きます。上の方にもお料理屋さんがあり、客待ちのタクシーが停車していました。
上に行くと吉水大辨財天女という神社がありました。
そして、そこから少し下った場所に3つめのトイレがありました。ここが間違いなく例のトイレです。円山公園の奥にあり、岩か石のようなものに囲まれています。暗闇の中、不気味にライトが光っています。
おわりに
なぜここが心霊スポットとして知られるようになったのでしょうか。不気味ではありますが、特に幽霊が出るといった感じはありません。ここのように、なぜ心霊スポットになったのか疑問に思う場所も多くあります。しかし、いわれの無いところで心霊の噂が出るということは、「もしかしたら実際に霊体験をした人がいたからでは」・・・そんな気がしてなりませんでした。