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現代社会で自給自足生活を続けているアーミッシュに倣うところは

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日々の残業、会社内でのイジメ、あるいはSNSによる人間関係の疲れなど現代社会に疲弊してしまった方々へ。心配後無用です。自給自足という道があります。便利になった現代社会の誘惑に負けなければ、自給自足も決して夢ではありません。

世界を見渡すと、高度な技術進歩を遂げた現代社会で今もなお、自給自足的生活を続けている集団がいます。それも山奥に住んで原始的な生活を営んでいる民族ではありません。今回紹介する自給自足を行っている集団がいるのは、世界で最も経済成長を成し遂げた国、アメリカなんです。

その名もアーミッシュ。アーミッシュはキリスト教のルーテル派(ルター派)とツヴィングリ派から再組織化された一派です。アーミッシュが住むのはアメリカのペンシルバニア州や中西部、カナダのオンタリオ州周辺。だいたい五大湖の辺りというと分かりやすいでしょうか。

アーミッシュの故郷はスイスやその周辺(フランス北西部やドイツ南部)。18世紀にはアメリカ大陸に移住していたとの記録があります。人口は一番古い統計である1920年の5,000人から増加し続けて、2016年には30万人を突破しました。

アーミッシュの特徴

アーミッシュの特徴は何といっても自給自足的な生活を行っていることです。なぜ自給自足的な生活を行っているかというと、これは宗教上の理由からです。自分たちのアイデンティティを保つために、次々と開発される新たな技術を拒否することは少なくありません。

基本的にアーミッシュの日常生活では近代以前の技術しか使われません。例えば、自動車は使わずに馬車を使う。コンセントからの電気は使わずに、水力などで蓄電した電池を使うなどです。(ちなみにアーミッシュの中にはこういった近代技術を受け入れている宗派もあります。)

もう一つの特徴は大家族を基本としたコミュニティの強い結びつきと言えます。コミュニティの中で人々は深くかかわりあい、冠婚葬祭や住居の新築などでは皆が集まって協力し合うなど、互恵的な関係が構築されています。そういう意味では日本の農村に近いものがあるかも知れませんね。

現代社会との関わり合い

現代でも自給自足的な生活を送っているアーミッシュですが、現代社会で生きるのはそれなりの圧力を感じるようです。税制や教育の問題はもちろん、差別的な目で見られることも少なくありあません。

アーミッシュの子どもは8年間の教育を受けたあと、アーミッシュとしてこのまま生きるか、アーミッシュではなく一般社会で生きるかを選択します。そして驚くことに8割以上の人たちがアーミッシュとして生きるという選択肢を選んでいるのです。

事実、アーミッシュ女性は平均6~8人の子供を育てる。
そのうちの85%がアーミッシュとして生きる道を選択する。
1900年に5000人だったアーミッシュ人口は、
2009年現在には231000人。
アーミッシュ人口は18年ごとに倍に増え続けていくのだ。

引用元URL⇒http://amish.exblog.jp/10321481/

そして強い共同体の結びつきによって、高い出生率を誇っているのです。コミュニティ内で面倒を見合えばよいので、待機児童の問題などありません。

アーミッシュに倣うところ

それでは我々は、自給自足的な生活を続けているアーミッシュのような生活は可能となるでしょうか。結論からいうとそれは難しいと言わざるを得ません。アーミッシュのような生活は強い結びつきの共同体の存在によって可能となっていると言えます。これまでアーミッシュという共同体の中で築かれてきた知恵やノウハウがあるから、そのような自給自足的な生活が可能となることは忘れてはいけません。

かつて農村で見られたような共同体は、現代社会では企業に取って代わられました。育児は保育園に、家事も場合によっては。そのような社会の中で独り自給自足を行うなど到底無理な話です。例えば、何のコミュニティにも存在しない私のような個人がいきなり「自給自足をします」と言っても無理な話で、せいぜい魚釣りしたり家庭菜園したり、山菜採りしたりといったことに留まるでしょう。なので私は半自給自足を目指しているわけなのですが。

もし、アーミッシュのような自給自足的な生活を送るのであれば、共同体を作る必要があるでしょう。今はインターネットが普及しているので、同志が集まって自給自足を行うような集団が生まれてくるかもしれません。そのような共同体の存在があってはじめてアーミッシュのような生活が可能になると言えます。

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参考サイト http://amish.exblog.jp/10321481/
      https://en.wikipedia.org/wiki/Amish#Use_of_technology_by_different_Amish_affiliations

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