京都と言えば、天下一品をはじめ、こってり系のラーメン店が数多くあり、特に一乗寺辺りはラーメン激戦区と言われるように、有名ラーメン店が軒を連ねる。
これらは京都市内にあるお店だが、京都市から北西に80km以上離れた場所にある福知山市もそれなりに多くのラーメン店がある(自分の調べでは市内に18店舗)。
福知山市も京都府内の都市だが、一般的にはいわゆる「京都」と認識しておらず、兵庫県北部と併せて北近畿という枠組みのほうがしっくり来るような気がする(神戸ナンバーや姫路ナンバーもよく見かけるし)。
それはともかくとして、福知山で最も有名、かつ伝説的な存在と言えるラーメン店が「とん吉」だ。店内飲食はお昼のみ、1日限定30食というのもレア感がある。
とん吉があるのは福知山駅から北へ4分ほど歩いたところ。

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大きな駅、きれいな広場、さすが北近畿の拠点というだけある。とはいえ、観光地といえば福知山城くらいで、その福知山城も同じ北近畿の城崎温泉や天の橋立に比べるとブランド力では全く太刀打ちできないだろう。

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さて、その福知山城に続くのがお城通りで、この道を1分ほど歩いてから、左手にある細い道に入っていく。

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すぐに「特製ラーメン とん吉」と書かれた赤い店舗用テントが見えてきた。午前10時頃だが、営業中というのぼりがあったが、この時間はテイクアウトと店内飲食の予約のみが可能だった。

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予約用紙に名前を書くと、12時~14時の間に来るようにとのことだった。蒸し暑いので、福知山市立図書館で調べ物をしつつ涼を取ることに。

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図書館は駅前にある市民交流プラザ「ふくちやま」の中にあり、なかなか綺麗な図書館なので行ってみる価値あり。
さて、12時になったので訪れてみると、3,4人くらい待っており、予約客の中では1番に来たので、すぐにカウンター席に着くことができた。

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メインのメニューはとんこつラーメンのみ。それにライスが大中小から選べる。薬味は赤ニンニクと黒みそ。今回はとんこつラーメン+ライス小+薬味は両方を選択。

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着丼。一口食べると、粘度の高いスープに凝縮されたとんこつの旨味が身体を駆け抜けていく。天下一品はザラザラした舌触りだが、こちらはトロトロした感じだ。

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これはすごい、粘度、旨味ともにあの天下一品を上回っている感じだ。食べ進めていく中で、薬味やラーメンたれで味変したり、ライスを入れてみたりと最後まで楽しむことができた。
衝撃的な旨さで別の世界に行ってしまったような感覚になった。これはこってりラーメンの頂点ではと勝手に思ってしまった。
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