万博で賑わう大阪から宝塚線に乗り、電車に揺られで30分ほど、宝塚を過ぎると山間部に入り、最初に西宮名塩駅という駅に到着する。
西宮名塩という名前はそれなりに知名度があるようで、快速が停車するほどの利用者が多い駅があるというのもあるが、中国自動車道のサービスエリア(SA)があるのも大きいだろうか。
西宮名塩
駅前には阪急オアシスがあり、利便性は良さそうだ。イートインスペースもあったりして、くつろぐことができそうである。
西宮名塩
斜行エレベーターまではデッキでつながっており、深い谷があったり福知山線のトンネルがあったりと、ここが山間部であることを思い起こさせてくれる。
西宮名塩
駅からわずか1、2分歩くと、西宮名塩の代名詞的存在である斜行エレベーターの乗り口に到着する。西宮名塩という名前からナシオン斜行エレベーターと呼ばれているそうだ。
ナシオン斜行エレベーター
見た目はケーブルカーみたいだが、乗り口は普通のエレベーターと変わらない。3階まであり、2階で途中下車できるようになっている。
ナシオン斜行エレベーター
斜行エレベーターは2基設置されており、間には階段がある。運動不足解消には良さそうだが、毎日の通勤通学ではエレベーターを利用した方が良さそうだ。
ナシオン斜行エレベーター
平日昼間であったが、チラホラと利用者はいた。駅は利用しなくても、駅前の阪急オアシスに買い物に行くという人も多いのかもしれない。レールがあるのを見ると、エレベーターというよりケーブルカーといった感じだろうか。
ナシオン斜行エレベーター
3階に到着すると、天気が良いこともあり、宝塚やその向こうには大阪平野まで望むことができた。まさに山の上の住宅街といった感じだ。
ナシオン斜行エレベーター
右の建物が斜行エレベーターの3階部分である。最初はマンションの一部かと思ったが、斜行エレベーター専用の建物で、エレベーターは誰でも利用できるようになっている。
ナシオン斜行エレベーター
さて、斜行エレベーター3階部分から5分ほど北西に歩くと、大きな公園が見えてくる。
まずはナシオン円形広場。少しずつ紅葉が進んでおりとても綺麗。野球場の外野スタンドみたいな斜面があり、その上にデッキのようなものがあるので上がってみることにした。
塩瀬中央公園
コンクリート製のデッキからは阪神間の山々が見えるが、しかしこのデッキの構造は複雑で、橋の途中のように途切れているところが謎である。
塩瀬中央公園
こちらにも同じようなものがあり、水泳の飛び込み台、またはバンジージャンプ台のような途切れっぷりである。ちなみに柱が歪んでいるのはレンズの影響なので、ご注意ください。
塩瀬中央公園
三角形のスペースも謎で、入ってみようと下ってみたが、柵があり入ることができなかった。
塩瀬中央公園
もう少し駅から離れていくと、円形の階段があり、南方向の山々と、山の間に開発された住宅街を一望できる。とても開放的で、ここは西宮名塩随一の展望スポットかもしれない。
塩瀬中央公園
ここ全体は塩瀬中央公園というらしく、少しミステリアスだが非常に良い公園なので、西宮名塩を訪れた際は行ってみてほしい。


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