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以前、JR西日本の駅乗車ランキングで、JR西日本の駅1位~20位までを紹介しました。今回は阪急電鉄のホームページに公開されているデータをもとに阪急電車の駅の乗車数ランキングを作成してみました。
阪急電車といえば、関西の私鉄の雄とも言われるほどで、独特の車両カラーから鉄道ファンからは絶大な支持を受けています。また、阪急沿線には良質な住宅街が多く、居住地としての人気も非常に高くなっています。
しかし、近年は高齢化の影響や、JRとの競合によって、阪急電車全体としては少しずつ乗車数が減少しています。(ただし、ここ3,4年は減少がストップしています。)
それでは1位から10位までの乗車数を見ていきましょう。
❚1位 梅田駅 274,591人
説明するまでもなく、関西を代表する超巨大ターミナル。乗車数は他の駅を大きく離している。ただしピーク時の87年に比べると現在は8割ほどまで乗車数が減少している。
❚2位 神戸三宮駅 56,545人
神戸のターミナル三宮駅。JRや阪神電車といった競合路線があるため、やや少なめ。今後三宮駅周辺では大規模な再開発が予定されており、神戸阪急ビルも超高層に建て替えられる。
❚3位 西宮北口駅 49,871人
阪急神戸線と阪急最近阪急今津線がちょうど交差する駅。現在阪急で最も勢いのある駅と言っていいだろう。駅に隣接するショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」が2008年にオープンしたこともあって乗車数も増加傾向にある。
❚4位 烏丸駅 41,387人
京都のビジネス街である四条烏丸の地下にある駅。地下鉄四条駅と交わっており、乗り換え客も多い。近年の乗車数は横ばいである。
❚5位 十三駅 37,278人
阪急神戸線、宝塚線、京都線が合流する場所。大阪の中心地、梅田までわずか2駅という場所にありながら、下町のディープな香り漂う街が広がる。再開発は一切行われていないこともあり、乗車数は減少気味にある。
❚6位 河原町駅 36,438人
京都を代表する繁華街、四条河原町の地下にある駅、そして阪急京都線の終点である。地下鉄東西線の開業の影響で減少傾向にある。最近では京都駅の賑わいに押され気味であることから巻き返しを図りたいところである。
❚7位 茨木市駅 33,330人
大阪の郊外に位置する阪急京都線の駅。JR京都線の茨木駅が1㎞東に離れた場所にあるが、これだけの乗車数がいるのは特急が停車することが要因である。
❚8位 高槻市駅 32,381人
茨木市駅と同様大阪の郊外に位置する京都線の駅。1kmも離れていないJR高槻駅は新快速が停車することもあり、63,835人の乗車数を誇る。阪急の高槻市駅も特急が停車するが、梅田までの所要時間が23分もかかってしまうため、これだけの差がついた。(JRの場合、新快速利用で高槻━大阪15分)
❚9位 武庫之荘駅 26,989人
尼崎市にある阪急神戸線の駅。今回ランクインした西宮北口駅と塚口駅の間に位置する。尼崎のイメージと異なり駅周辺には閑静な住宅街が広がる。
❚10位 塚口駅 26,848人
こちらも尼崎市にある神戸線と伊丹線の乗換駅。特急は日中こそは止まらないものの、朝方は通勤特急が停車し、梅田まで最短で10分で行ける。大阪のベッドタウンとして人気である。
今回は阪急電車の駅乗数ランキングをお届けしました。今回のランキングで表記した乗車数とは一日あたり改札外から改札内に入った人の数のことです(平日の一日平均乗車数)。ちなみに、これに加えて改札内から改札外に入った人の数(降車数)を足すと乗降数となります。
京阪神の都心部では多くなることは容易に分かりますが、西宮北口駅でこれほど多いというのは意外でした。それだけ阪急西宮ガーデンズの人気が高いということなんでしょう。
※西宮北口駅では神戸線と今津線の乗換駅となっていますが、同じ鉄道会社の間での乗り換えはカウントされません。
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