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今日は京都市山科区にある心霊スポットを紹介する。
京都で心霊スポットと言えば、清滝トンネル、旧東山トンネル、深泥池などが有名であり、この厨子奥トンネルはかなりマイナーなスポットと言えそうだ。最寄の駅は京阪京津線、京都市営地下鉄の御陵駅で、徒歩10分ほどで到着する。
御陵駅から狭い住宅街を真南に進んでいくと、トンネルが見えてきた。このトンネルの上はJR東海道本線の下を通るものである。
またトンネル内は狭く、自動車は通れないようである。
時刻は9時半ごろで、住宅街にあるにもかかわらず人通りはまばらであった。静寂の中、時折自転車やバイクが通り過ぎていく。
このトンネルの曰くを整理しておく。
①トンネル出入り口上の(写真の右下部分)に観音様のいたずら書きがあり、これに落書きすると呪われる。
②トンネルの両脇に墓地があることから、霊道(霊の通り道)になっている。
ということを踏まえていよいよトンネル内へ入っていく。
トンネル出入り口の観音様の落書きはすでになかった。誰かに消されたのか、雨にさらされ消えたのかは分からない。
いよいよトンネルの中へ入っていく。トンネル内は明るくそれほど恐怖感はなかった。しかしトンネルの両脇に墓地が広がっているためか、不気味な雰囲気は漂っていた。この日は雨であったため、余計に不気味に感じたのかもしれない。
上の写真が反対側の入り口である。ちかん注意という黄色い看板が目立つ。なるほどちかん対策のためにトンネル内があれほど明るくされているのだろうか。
この辺りは住宅街だが、辺鄙な場所という言葉が当てはまりそうな雰囲気を醸し出している。やはり山沿いにあたるからであろうか。ここから数分歩いたところには京都盆地と山科盆地を分断するかのように東山がある。東山付近は粟田口処刑場跡、将軍塚、東山隧道など心霊スポットの多い地域である。そうした負のオーラが山からおりてきて、この地に充満しているのではないか。
ちなみにこのトンネルがある場所は御陵岡ノ長町だが、このすぐ近くに日ノ岡ホッパラ町という場所がある。京都市内でカタカナの地名は珍しいのだが、この「ホッパラ町」という単語は「堀原町」という漢字の地名に由来するとの噂がある。なぜカタカナの地名になったのは分からないが、実はその昔処刑された人々の遺体を埋めていた地だというのである。つまり野原を掘るという意味で、堀原町というそうだ。もちろん真偽のほどは分からない。しかしながら近くに京都を代表する処刑場、粟田口処刑場があったことからこの噂は本当かも知れない。
このような因縁の地に近くにあることから、夜な夜な処刑された霊が厨子奥トンネルをすり抜けていってるのかもしれない。
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