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北摂ベッドタウン対決 吹田vs豊中

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吹田vs豊中

街比較シリーズ、1回目は高槻vs茨木、2回目は守口vs門真、3回目は枚方vs寝屋川、そして今回は豊中vs吹田です。両市とも千里丘陵を中心に閑静な住宅地が広がっています。豊中と吹田は北摂のベッドタウンとしてブランドがあり、住みたい街ランキングでも両市の街が上位にきています。

また新大阪駅や伊丹空港に近いこともあり、転勤族に人気の街でもあります。首都圏からの移住者も多く大阪で最も標準語を話す人が多い地域とも言われています。

 

概要

吹田市    豊中市

【人口】※2016年10月時点の推定人口

378,322人  396,014人

【面積】

36.09km   36.39km

人口、面積ともにほぼ同じです。

 

所得 

※納税者一人あたりの課税対象所得(内閣府より)

吹田市      豊中市

401万2千円   395万9千円

5万円ほどの差で吹田市の方が多くなっています。ちなみに同じ北摂のベッドタウンの高槻、茨木は336万円5千円、349万3千円なので、もちろん場所にもよりますが平均的には豊中や吹田の方がワンランク上と言ってもいいかもしれませんね。

 

街の賑わい

両市とも閑静な一戸建て住宅が広がっていますが、駅前には商店街が見られます。両市とも特徴的なのは、よく郊外の駅にありがちな、駅前に大規模なマンションや商業施設が少ないということででょう。

前回と同様、両市を代表的する駅の利用者数で比較してみます。※駅の利用者数と街の賑わいには相関があるという筆者の勝手な経験則に基づく。

 

【吹田市】

吹田駅(阪急) 8,258人

吹田駅(JR) 22,430人

北千里駅(阪急) 12,987人

江坂駅(地下鉄) 40,956人

 

【豊中市】

豊中駅(阪急) 25,987人

服部天神駅(阪急)  13,110人

千里中央駅(北大阪急行)47,074人

庄内駅(阪急)15,928人

 

これもまあ互角といったところでしょうか。

両市の一番大きな街は吹田市の江坂、豊中市は千里中央ということになります。どちらもオフィスや大型の商業施設があり、地域の拠点として機能しています。

それ以外の街では阪急沿線の駅前に小規模な商業ビルやマンションが立ち並んでいます。吹田や豊中では戦後すぐ宅地開発が行われたため、車が通ることを想定していませんでした。なので今でも住宅が密集している地域が多く見られます。

 

地価

ここまでほぼ互角の両市ですが、最後に地価を見ておきましょう。

【平均地価】※1㎡あたり

吹田市     豊中市

23万3119円  22万326円

 

やや吹田市の方が上回るようです。この理由は江坂があるからで、江坂地区の平均地価は吹田市でトップの約40万円。一方で豊中市のトップは千里中央で約30万となっています。江坂も千里中央もダイレクトに梅田、難波、天王寺へとアクセスできますが、江坂の方が都心へと近いためにこれだけ差がついたと思われます。

他の街は25万円以下で両市とも大きな差はありません。

 

結論

今回は引き分けということにしておきます。吹田市は江坂擁する分、地価で若干差が出ましたが、市全体で今日紹介した項目を見れば互角と言っていいと思います。

 

 

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