アミティビルで起きた事件の流れ
ニューヨーク州のアミティビル(Amityville)にあるオーシャン・アベニュー112番地。閑静な住宅街に家は殺人事件現場、そして怪奇現象事件の舞台となったのでした。
デフェオ一家の惨殺事件
住宅が殺人の舞台となったのは1974年。ロナルド・デフェオ・ジュニアは、彼の家族が寝ている隙に、両親と4人の弟妹全員をライフルで殺害したのです。
動機として彼は「頭の中にいる何者かの声に『殺せ』とせき立てられていた」と主張したものの、裁判では認められず終身刑となり、今も服役中です。
ルッツ一家を襲った怪奇現象
翌年、洋館をラッツ(Lutz)一家が購入します。しかし、わずか28日という短い期間で家を後にしてしまいました。
その理由として、ラッツは幽霊や悪魔に攻撃されたと述べています。大きな足音や叫び声、さらには見えない何かに殴られたり引っかかれたといいます。
さらに、ラッツ一家の娘エミーは家の中でジョディという友だちができたと両親に報告します。ジョディはエミーと同じ歳くらいの男の子だったといいます。
テレビ番組による心霊調査
こうした怪奇現象が続いたため、ラッツ一家はテレビ局やエンフィールド事件などを手掛けたことでも有名な心霊研究家・ウォーレン夫妻 に心霊調査を依頼します。
ウォーレン夫妻やスタッフは心霊調査として、数分に1度タイマーで撮影できるカメラを2階に設置することにしました。
動画内、1:50~3:35が アミティヴィル事件の話題
撮影した写真を見直したとき、調査員は衝撃を受けました。撮影した写真の一枚に、男の子がエミーの部屋をじっと見る様子が写っていたのです。もちろんその時、家には誰も居ませんでした。
その写真をラッツ一家に見せると、エミーは「これが友だちのジョンよ」と即答したのでした。写真を確認すると、確かに男の子の姿がはっきりと写っています。
そして、 ロナルド・デフェオ・ジュニアに惨殺された一家の中にジョンという7歳の男の子の名前があったのです。
これは偶然の一致というには出来過ぎているのではないでしょか?出来過ぎていると断言してよいでしょう。
この事件や心霊写真は、フジテレビのアンビリバボーでも紹介されるなど、日本でも有名な心霊事件、心霊写真として知られています。
悪魔の棲む家として書籍化&映画化
1974年には ジェイ・アンソン が著者として『アミティヴィルの恐怖』が出版されました。 エクソシストの大ヒットによりオカルトブームが起こっていたため、『アミティヴィルの恐怖』はベストセラーとなりました。
さらに1979年には、『悪魔の棲む家』として映画化され、興行収入$86,432,000という大ヒットとなりました。
2005年にはリメイク版が公開されるなど、ホラーの名作として長年多くの人を惹きつけてきました。吹き替え版もあることから、日本での人気も高いことがうかがえます。
国内外問わず、心霊好きなら知っている人が多いであろうこの写真。
殺人犯のデフェオ が犯行について、何者かに「殺せ」とせきたてられたことも気がかりです。 オーシャン・アベニュー112番地には、本当に悪魔が棲んでいたのかも知れません。
アミティビルの恐怖、あなたの目にはどのように映ったでしょうか?
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