こんにちは。
①インバウンドの急増
連日ニュースで取り上げられているように、近年インバウンド(訪日外国人)の数が急増しています。東日本大震災の影響で落ち込んだ2011年の622万から毎年増加し、2015年には1973万人まで増加しました。特に2014年の1341万人から2015年の伸びは著しく47.1%の増加となっています。私も京都によく行くのですが、外国人の多さに圧倒されます。
そしてついに2015年にはインバウンド(訪日外国人)の数がアウトバウンド(出国日本人数)の数を45年ぶりに上回りました。
②なぜインバウンドは急増したか
この要因としていくつか考えられます。
①為替―レートが円安傾向にあること。
②東アジア地域の経済成長によって海外旅行ブームが起こっていること。
③日本の魅力に対する世界的な評価が高まっていること。
などが考えられます。特に中国、韓国、台湾といった国からの訪日者数が圧倒的に多くなっています。
[ad#ads1]
③関西におけるインバウンドの特徴
関西では2014年でおよそ600万人のインバウンドが観測されています。関西は大阪や京都といった観光人気都市を抱え、日本では関東地方の約800万に次ぐ数字となっています。
では関西地域におけるインバウンドの特徴はどのようなものでしょうか。ひとつは地域内周遊比率の高さです。
地域内周遊比率=当該地域内の各都道府県を訪れた人数÷当該地域を訪れた人数
で定義されるのですが、簡単に言ってしまえば、ある地域に来た人がその地域の都道府県を平均何か所回ったかということを表しています。
関西の例で見ると、1度の旅行で大阪と京都を訪問したということであれば、この値は2になりま。この数字は近畿で1.8と九州に次いで高く、関東の1.5を上回ります。1度の訪日で何か所も観光地を回っているということを表しています。
また、関西地方におけるインバウンドの特徴としては、観光目的が多いことがあげられます。
関西 → ビジネス目的が20%、観光目的が70%
中部 → ビジネス 50% 観光 30%
関東 → ビジネス 35% 観光 50%
もちろん関東はビジネス目的の絶対数が大きいため観光目的の比率は小さくなります。しかしながら、関西地方の観光目的の比率は大きいことが分かります。
このように関西は観光地として人気であることがわかります。今後も外国人を引き付けるための努力が必要になりそうです。
広告
[ad#ads1]