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彦根市の立地的な強み

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こんにちは

滋賀県の彦根市を取り上げます。彦根と言えば彦根城やひこにゃんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。現在彦根は観光地としてのイメージが強そうです。

彦根は城下町として栄え、現在県庁がある大津に匹敵する力を持っていました。現在でも地方気象台、国立大学、裁判所支部が設置されていて、滋賀県東部においては中心地として機能しています。彦根市は水産業や工芸品などの伝統産業が発達しており、近年では観光産業にも力が注がれています。

彦根は観光地としてのイメージが強いものの、実は工業都市としての性格を持っています。

彦根市あるいは周辺地域にある主要な工場は

ブリジストン ナイキ 昭和電工 キリンビバレッジ フジテックなどが挙げられます。

これらの産業に彦根の経済は支えられていると言えるでしょう。

それでは次に人口の推移を見ていきましょう。現在日本の地方都市の多くは人口が減少しています。滋賀県内では大津市や草津市など京都、大阪のベッドタウンとなる地域では人口が増加しているものの、北部、東部地域では人口が減少している地域もあります。

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表 彦根市の人口推移 wikipediaより引用

 

京都や大阪に通勤の便利な滋賀の南部地域に比べると増加ペースは緩やかなものの、一貫して人口が増加傾向にあることが分かります。現在は推計の人口ではあるものの113,311人となっています。彦根駅から京都駅まで新快速で47分かかるため、大都市圏に属しているとは言えず、地方都市としての性格が強いでしょう。しかしながら、工業などの産業基盤が強固なため、人口が減少して衰退しているという事実はありません。

一方で、同じ滋賀県でも湖西地域の高島市は強固な産業がなく、人口減少、過疎化が進行しています。

ではなぜ同じ地方都市でこのような違いが生まれたのでしょうか。

これは立地の差によるものだと考えられます。

彦根市は京阪神と名古屋、そして北陸地域の中間地点にあり、さらに東西をつなぐ大動脈の名神高速道路が通っており、工場立地に非常に適した場所になっています。いっぽうで高島市は京阪神と北陸をつなぐルートにあたるものの、国道バイパスが通っているに過ぎません。この立地要因が工業の発展、さらに地域発展・衰退の命運を握っているのです。

彦根市概要 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A6%E6%A0%B9%E5%B8%82#.E7.94.A3.E6.A5.AD

高島市概要 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82

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コメント

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