[ad#ads1]
今日は狐坂という心霊スポットを紹介する。狐坂があるのは京都市の北部左京区松ヶ崎という場所で、この辺は近くに深泥池があったり、宝ヶ池があったりと風光明媚な場所である。しかし一方で幽霊が多く目撃されている場所という側面を持っており、特に深泥池は京都でも屈指の心霊スポットとして全国に名を馳せている。
京都市の北部というのは閑静な住宅街がとなっていて、夜は静寂に包まれる。この日訪れたのは夕方5時半くらいだったが陽は沈もうとしている。人通りはあまりなく、たまに自転車が通過していく程度であった。
住宅街を抜けると大きな通りに出てきた。この通りを進んで峠を越えると、宝ヶ池、国際会館方面につながる。また左の森は五山の送り火で妙の文字が焼かれる場所である。
しばらく進むと狐坂の旧道が見えてきた。写真の右側は新道、左側が旧道である。昔は旧道を車が通っていたが、現在旧道は自転車と歩行者専用の道となっている。たまたまこのとき救急車が駆け抜けていき、何か不吉な予感がした。
街灯は少なく、木が生い茂る場所ではかなり暗くなっている。なかなか雰囲気のある場所である。
茂みを抜けるとやや開けた場所に出てきた。道の左側には墓地が広がっている。
こんな感じで丘にお墓が立ち並んでいる。このお墓と幽霊の目撃情報と何か関係があるのかもしれない。
旧道の上には新道のバイパスがあり、車の轟音が辺りに響いていた。この立派な高架の下を通って上に進んでいく。
道は昔の峠道によくあるように、くねくねと曲がりくねっている。道幅は乗用車がすれ違うことができないほど細い道である。
狐坂からは京都の市街地が一望できる。よく見ると京都タワーまで見えた。さあもう少し歩けば坂を上りきることができる。左への最後の急カーブを越えていく。
いよいよ日没を迎えようとしていた。ふと後ろが気になり振り返ってみた。そこで一枚写真を撮ったのだが、何も写っていない。やはり気のせいだったのだろうか。
さていよいよ坂を上り切り、今度は旧道と新道が交わる地点まで来た。正面からは結構な勢いで車が走ってくる。
現在新道はバイパスのようになっていて道も広く整備されている。ご覧のように照明も明るく交通事故対策も万全といった様子が伺える。この高架ができたのが今から10年ほど前の2006年のこと。先に説明したように、それまでは旧道が車道として使用されていた。しかし幅が狭いことや急カーブが続いていることからよく事故が起きていたという。
その事故で亡くなった人の幽霊が出るのではという説がある。特にどういう幽霊(女性や男性、子どもといった情報)が目撃されているということはないが、なんせ幽霊が目撃され、心霊スポットとして知られている。もちろんインターネット掲示板2ちゃんねるやその他サイトの噂ではあるが。また、ここから5分ほど歩くと以前訪問して記事にもした心霊スポットの宝ヶ池もある。つまりこの辺一体がそのような幽霊目撃情報多発地帯となっているようだ。
[ad#ads1]