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四条河原町のいわくつきの土地を紹介

 

京都の繁華街として賑わう四条河原町。そんな人で溢れかえる街に長年塩漬けの状態で放置されている土地があるのをご存知でしょうか。

まずはその土地の場所をご覧いただきましょう。その土地は四条通りと河原町通りの交差点にある高島屋京都店の南側にあります。まさに京都の一等地と言える場所です。

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それではなぜこの土地は京都の一等地にあるにも関わらず、長年にわたって空き地のまま放置されていたのでしょうか。

以前の「京都駅近くの一等地にあるいわくつきの土地」でも紹介したんですが、じつは旧武富士がこの土地を所有していたことと関係があります。旧武富士はバブル期に京都の土地を買い漁っていたわけですが(いわゆる地上げってやつですね)、その際に地上げを依頼した地元住民とトラブルを起こしてしまいました。役員宅への襲撃や放火、発砲、ついには殺人まで起こってしまいました。

それで抵当権で一体となって扱われていた、京都駅近くの土地、左京区の山林、そして今回訪れた高島屋京都店の裏の土地は「いわくつきの土地」として塩漬けにされました。

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この日は京阪祇園四条駅から現地を目指します。駅から最近拡幅された四条通りを歩くとマルイのビルが見えてきました。そして河原町通りを挟んで向こう側には高島屋が見えます。

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右側のビルが高島屋です。四条河原町の交差点は平日だったものの人通りは多く、やはりここは京都の繁華街として長年栄えていたということを思い起こさせてくれます。

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四条通りを跨ぐ歩道を渡り、河原町通りを南へ進んでいくと、高島屋(右側のビル)の向こう側にぽっかりと空いたスペースを発見しました。

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ここが、その土地です。駐車場として運用されていた時期もあったようですが、現在は工事用のフェンスに囲われています。

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駐車場(右)とマンション(左)の間には、穴が空いたようにスペースがあります。左右のマンションと駐車場も旧武富士が所有していたものの、最近開発されたようです。ちなみにマンションはすぐに完売するほどの人気でした。

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河原町通りを渡って近づいてみました。フェンスにはマンションの画像が張ってあります。このマンションがこれから建設されるのか、と思いきやこれは京都御苑の近くの別のマンションでした。まぎらわしい・・・。

ただし近々ここに何らかの建物ができることは確実のようです。調べてみると以下のようなプロジェクトが進行中とのことです。

「BIOSTYLE」プロジェクトの概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区河原町通四条下る稲荷町
◆ 階数-地上9階
◆ 敷地面積-約3,800㎡
◆ 延床面積-約27,337㎡
◆ 用途-店舗、ホテル
◆ 客室数-約170室
◆ 建築主-京阪ホールディングス
◆ 着工-2017年03月予定
◆ 開業-2019年春予定

※陽は西から昇る!関西のプロジェクト探訪様より引用

最近は都心回帰のトレンドなんかもあって、都心での需要が高まっているものと思われます。また、正確な情報ではありませんが、西隣のお寺との境界線の問題もあり、開発が遅れているようです。

過去の因縁を持ついわくつきの土地には一体どんな建物ができるのでしょうか。もちろんいわくなど微塵も感じさせない趣のものができることは確かです。今後の動きに注目しておきます。

 

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