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亀岡市内を流れる大堰川。長閑な田園風景とのマッチングは見事である。
とは言っても、ここは京都市近郊。駅前にはいかにもベッドタウンといった感じで、そこそこ高層のファミリー向けマンションが建ち並んでいる。
そのマンションの付近に、亀岡市立の自動車学校があったらしい。当サイトで跡地シリーズをやっていることもあり、今回記事にしてみた次第である。
まずは千代川という場所から。千代川駅があるのは亀岡市の北部。南丹市にも近い場所にあり、主要駅である亀岡駅や園部駅からは2駅の場所にある。
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マンションを目安に歩いていこう。途中こんな駐車場も。石の門があるということは、ここも何かの跡地なのだろうか。
教習所の跡地に到着。新築の分譲住宅が開発されているが、実はここに亀岡市立自動車教習所があったのだ。
ここを訪れただけでは、本当に教習所があったのか分からないが、ストリートビューを見ると、そのことがハッキリと分かる。
ストリートビューは一昔前の写真を使っているらしく、教習所が映っていた。草が伸びていることから、おそらく撮影された時期にはすでに閉校になっていたと思われる。
亀岡市民を中心に、多くの卒業生を送り出してきた自動車学校だが、赤字経営が続くと判断されたこともあり、平成18年に閉校した。少子化や若者の車離れの影響、さらには亀岡市内にある民間の教習所との競争に負けてしまった形となった。
ここ数年で閉校した教習所や自動車学校を調べてみると、
2019年
・西柏自動車教習所(東京都)
2018年
・北信自動車学校(長野県)
・鯖江自動車学校(福井県)
・日立自動車教習所(東京都)
があり、地方だけでなく都市部でも閉校していることが分かる。
時代の移り変わりとともに社会構造は変わっていく。そして街も変わっていく。そんなことを考えながら、千代川駅周辺を歩いていた。
千代川駅には日中で1時間に上下それぞれ2本の電車が訪れる。本数は少ないが、朝夕は本数が多いし、快速を使えば二条まで20分、京都まで25分と都市部へのアクセスも良い。
一日平均の乗車人員は2225人。朝夕のラッシュ時は多くの通勤客や学生で賑わいを見せる。駅前は比較的新しくできたロータリーが整備されており、まだまだ周辺の開発が行われそうだ。
しかし駅のロータリーの横には田んぼや畑が残っており、夜はカエルの鳴き声が聞こえるだろう。できればこういった自然の部分も残してほしい。田舎の部分も残しながら、千代川駅周辺はこれからも変化していくだろう。
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