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【幽霊目撃情報あり】千日デパート火災の現場を訪れた



時は今から40年以上前、なんばの千日前にある「千日デパート」で、後世に語り継がれるほど凄惨な火災事故が起こりました。死者118名・負傷者81名と、ビル火災としては史上最悪の大惨事となりました。

火災で千日デパートは全焼し、跡地は10年間ほど更地の状態だったのですが、1984年にダイエーが商業ビル「プランタンなんば」を開業し、現在はエスカールなんばと名前を変え、ビルのテナントとしてビックカメラが入居しています。

実は千日ビルの火災の跡地に立ったビルでは従業員による幽霊の目撃情報があとを絶たないといいます。例えば、エレベーターやトイレで焼けただれた様子の幽霊を見たとか。特たしかに過去に100人以上の死者が出た地であることから、幽霊が出てもまったくおかしくはありません。無念の死を遂げた霊が今もなお、その地で姿を現しているというのでしょうか。

さて、そんなわけで今回は千日デパート火災の跡地を訪れました。まずは千日デパートがあった場所を確認しておきます。

現在ビックカメラがある火災現場は千日前通り沿いにあります。まさにミナミの繁華街難波の中心地といっていいでしょう。この日、南海難波駅から歩いて現地に向かいます。

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年の瀬を迎えた南海なんば駅周辺はいつも通り多くの人で賑わっていました。冷たい空気の中、青紫のイルミネーションが綺麗に点灯しています。

 

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まずは東西に伸びるなんば南海通に入りました。アーケード街には数多くの飲食店が立ち並んでいます。

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次になんば南海通をすぐに左(北側)に曲がります。南海なんば駅から10分も歩かないうちにビックカメラの看板が見えてきました。

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いたって普通のビックカメラでした。雰囲気的にも幽霊が出るとは到底思えませんでした。中に入れば普通と違う何かが分かるかも知れない、と思いとりあえず店内へ行きます。

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店内は都市部の家電量販店らしく、爆買いするのかは知りませんが、中国人らしき人達で賑わいを見せていました。中国語の案内もすっかりお馴染みの光景になりました。

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一応店内の様子も撮っておきました。店内はいたって普通の様子でした。幽霊が居る感じもなかったです(というか霊感ないのでわかりません・・)。ただ、1984年に建てられたビルなのでやや古い感じはしましたが。

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再び外に出て千日前通りの方へ出ててみます。ここは心霊スポットとしても知られているようですが、人通りが多くまったくそのような印象は受けませんでした。

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それではここで火災の概要をおさらいしておきます。

下階店舗が閉店した直後の22時27分頃に3階婦人服売り場より出火。フロア内の防火シャッターやエスカレーターの防火区画が閉鎖されていないまま、上下階へ火が回った。結局、延焼は2 – 4階に止まったが、建材・販売品の燃焼による有毒ガスがエレベーターシャフトや階段、換気ダクトといった竪穴を通じて階上に充満し、当時、作業をしていた工事作業員らの初期消火失敗や、各々のテナントの責任者による消防体制の不徹底等が重なって多数の死傷者を出す惨事となった。

出火後、ビル内にまたたく間に煙が充満していき、一酸化炭素中毒で多くの人が亡くなったといいます。さらに火災のためエレベーターが停止したため逃げ場を失い、ビルから飛び降りて亡くなった人もいたそうです。

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そのような悲劇のあった場所であるということは、徐々に人々の記憶から忘れ去られようとしています。しかし、あの日確かに火災が起きて、多くの人が苦しみながら犠牲になったことを思うと、胸が痛みます。

 










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