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台風で休園中の須磨海釣り公園のいま

神戸市立須磨海釣り公園は1976年に開業した後、最盛期の1984年には年間入場者数12万人を記録しました。その後は減少に転じ、2010年台には6万人程度で推移していました。

そんな中、2018年に関西で猛威を振るった台風21号の影響で園内施設が損壊し、その後休園する事態となってしまいました。

園内の電気系統や金網などが破壊されるなど、大きな被害が出たのは、台風21号の襲来と満潮時刻と重なっていたからということです。

さて、須磨海釣り公園は、一時期復旧計画も立てられていましたが、結局2022年4月時点でも復旧の目処は立っていないままとなっています。

須磨浦公園から地下道で

今回、須磨海釣り公園からすぐ上に見える鉢伏山などをハイキングしてきたのですが、その帰りに須磨浦公園から須磨海釣り公園の桟橋が見えたので訪れてみました。

須磨海釣り公園沿いはJR山陽本線と山陽電車の2路線が通っていますが、最寄り駅は山陽電車の須磨浦公園駅です。

国道28号線の向こう側に見える赤い屋根の建物が海釣り公園の入り口のようです。

国道28号線下には地下道があり、そこを歩いていけば海釣り公園に到着です。

須磨浦公園下にある階段から地下道に入っていきます。

「須磨浦地下道」と名付けられています。

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さて、閉園中ということですが、海岸には近づけるようになっているのでしょうか。

地下道を抜けると、海釣り公園の入場ゲートが見えてきました。今は柵で完全にふさがれ、不法侵入のないように防犯カメラも設置されています。

休園日の看板が掲げられています。おそらく普段の休園時に使用していたものでしょう。今は臨時休園の紙が貼りつけられています。

桟橋には勿論入ることはできませんでしたが、左側から海岸へは近づくことができました。スーパーの籠やらブラン間のテレビが投棄されており、少し荒れた雰囲気もあります。

廃墟と言うほど廃れた感じではありませんが、配管や鉄柵が錆びついています。閉園直後ならちょっとのメンテナンスで復活できたかもしれませんが、時が経つにつれて復活するのに大きな費用がかかるようになってきているのかも知れません。

こちらの方がひどい。柵は茶色に錆びつき、コンクリートも歪んでしまっています。

まあ、しかし本当に良いところで、水質もとても綺麗です。海岸には行くことができるので、釣りや生物観察などをしに遊びに来るのも良いかもしれません。

山側にある須磨の浦公園は、桜シーズンということで平日でしたが多くの観光客でにぎわっていました。

ロープウェイに乗るか、徒歩で山を登っていくと、鉢伏山山上駅から神戸の市街地と瀬戸内海の絶景を見渡すことができます。

須磨の名物スポットとして、復活する日が訪れることを願います。

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