青春18きっぷと言えば、JR各社で発売される1日乗り放題券のことで、5日分で12,050円の価格で発売されています。
1日あたり2300円程度でJR乗り放題ということで、非常にお得な切符と言えます。
これを真似たのかどうかは知りませんが、京都丹後鉄道(以下丹鉄)に「もうひとつの京都 周遊パス 海の京都エリア」という企画乗車券があります。
利用可能日 2022/03/31~2023/03/20 全日 販売期間 2022/03/31~2023/03/20 なくなり次第終了 料金 大人 2,200円 小児1,100円 ・京都丹後鉄道:普通列車・快速列車・特急自由席が乗り放題。
・丹後海陸交通:上限200円バスエリアの路線バス(高速バス・登山バス・コミュニティバスを除く)、観光船(天橋立~一の宮)が乗り放題。
・京都交通:路線バスが乗り放題。
まず丹鉄に馴染みの無い方が多いと思うので、どこを通っている路線なのか確認しておきましょう。丹鉄の路線があるのは主に京都府北部の丹後地方、一部京都府の丹波地方や兵庫県の但馬地方が含まれています。
1988年に宮津市と福知山市を結ぶ宮福線が開業、その後JR宮津線(現在の宮舞線と宮豊線)を丹鉄の前身である北近畿タンゴ鉄道が引き継ぐ形で宮津線として開業しました。
2015年WILLER TRAINSが第二種事業者※として経営を引き継ぎ、鉄道名が京都丹後鉄道に変更されると、宮津線は現行の宮舞線と宮豊線となりました。
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さらに今回、京都駅~福知山駅までJRの特急を利用したことで、通常2200円が200円になるという超太っ腹の特別価格が適用されました。
通常→特別価格
通常→特別価格
1日乗車券
大人2,200円→ 200円
小児1,100円→100円
2日乗車券
大人3,000円→1,000円
小児1,500円→500円
<購入条件>
1.2.のいずれかの条件を満たす場合、周遊パスを特別価格で購入できます。
- JR山陰本線利用で、片道の「京都・ニ条・亀岡」~「福知山・西舞鶴・東舞鶴」の普通乗車券と特急券(以下、JR券と表記)を提示。(※京都・二条・亀岡以外の発着であっても、上記JR券の区間を含む普通乗車券と特急券であれば対象とします。普通乗車券は定期乗車券・回数乗車券・企画乗車券を除きます。)
- サンガスタジアムby KYOCERAで開催されるJリーグ試合の観戦チケットを提示
今回、福知山駅で周遊パスを購入し、出発します。
福知山駅にはJR山陰本線とJR福知山線のホームがあり、それらに並行するように丹鉄のホームがあります。
自由席のみ乗車可能なので、特急(はしだては指定席のみ)は使えませんでした。こちらの国鉄型の車両で宮津駅までのんびりと電車に揺られます。
宮津駅で宮福線から宮豊線に乗り換えます。こちらはライオンズカラーみたいな塗装ですが、調べてみると沿線の雰囲気をイメージした水色(タンゴブルー)に千歳緑と鳶赤の帯がイメージされているということです。
シートには京都北都信用金庫(宮津本社)と記載されたカバーがあり、北近畿に来たと実感します。
宮津駅から天橋立駅までは1駅で、宮津湾の車窓を楽しむことができます。
天橋立駅へ到着すると、レトロな跨線橋を渡って改札へ向かいます。
天橋立で一番有名なお寺が天橋山・智恩寺。
「切戸の文殊」、「九世戸(くせど)の文殊」、「知恵の文殊」とも呼ばれ、奈良県桜井市の安倍文殊院(安倍文殊)、山形県高畠町の 大聖寺(亀岡文殊)などとともに[注 1]日本三文殊のひとつとされる。
砂洲の部分にも行ってみます。こちらは日本海の宮津湾。ほどよく波立っており、とてもキレイな景色です。
一方でこちらは内海の阿蘇海。ほとんど波はなく穏やかです。
砂洲の南側で外洋と内海が繋がっており、ときおり速く潮が流れる様子が見られました。
天橋立は街並みも綺麗で、文化的な香りのする街です。
わずか200円で福知山、天橋立を往復できるのはとてもお得です。時間があれば豊岡や舞鶴方面にも行ってみたかったのですが、今回はこの辺で帰路につきます。
帰りは丹後リレー号(宮津~福知山間の停車駅は特急と同じ)の自由席に乗り、快適な時間を過ごすことができました。
京阪神、特に京都市周辺から北近畿に旅するのであれば、このもうひとつの京都 周遊パス 海の京都エリアを利用してみてはいかがでしょうか。
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