京都・清滝にある森林館の廃墟を訪れた

京都の山間に小さな集落がある。京都市右京区にあり、名前を清滝という。京都市に属するが、京都盆地から峠をひとつ越えたところにある。

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ご覧のように清滝の集落周囲は摺鉢山に囲まれている。

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集落内は静まり返っていた。山間部とはいってバスも通っており、車を走らせればJR嵯峨嵐山駅まで15分ほどで行ける。そのためそれほど過疎化は起こっていない様子である。集落内には清滝川が流れていて、川のせせらぎが心地よく聞こえてくる。

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しばらく集落を歩いていると、川沿いの崖に貼り付くような建物を発見した。

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近づいてみると、どうやら今は使用されていないようだ。一見京都らしい風情のある建物だが、ちかづいて見ると、ところどころ壁が剥がれ落ちており、老朽化が進んでいる。どうやら廃墟となっているようでだ。

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一階部分の張り紙を見ると「記念館」のような文字が書いてある。調べてみると森林館という食堂があったそうだ。そして入り口の前は廃墟らしく雑草で覆われている。

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道路沿いにも入り口があり、張り紙が貼られている。張り紙からは哀愁を感じることができる。さらに貸テナント募集の文字もある。もしこの建物で募集しているとしたら、タイトルの廃墟という言葉は誤りになってしまう。

また監視カメラというのが何気に怖さを感じる。立ち入り禁止の看板もあるがさすがに廃墟目当てにここまで来る連中もいなさそうであるが。

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どうやら道路沿いの入り口は2階部分のようで、かつてレストランあるいは喫茶店のような休憩所ところがテナントとして入居していたようだ。ラティスには白色の板で文字が書かれている。喫茶、休憩・・・・・読み取れるのはそれだけである。

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建物の横には清滝川沿いにかかるデッキのようなものがある。建物にしてもそうだが、老朽化でいまにも壊れそうな様子である。

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それにしても森呼吸とは一体なんなのか。この中はトイレがあり、ボロボロの便器が落ちていた。ここは誰かがいたずらしたのだろうか。

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また、建物の横には石碑があった。よく見ると京大名誉教授医学博士川畑愛義先生と書かれている。調べてみる公衆衛生学、健康学者らしい。この地に縁のある人なのかも知れない。

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現在清滝は京都一周トレイルという83.3kmハイキングコースの中継地点にあたり、ちょうど高雄と落合の間にあたる。かつてこの休憩所でハイキングの疲れをいやしに来ていたお客さんで賑わっていたのだろう。この日も平日でありながらハイキングしている人の姿が見られ、廃墟となった休憩所の横を通り過ぎていった。


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