名古屋駅と言えばJRセントラルタワーをはじめ、超高層ビルが立ち並んでいることで知られています。巨大な田舎なんて揶揄されることもある名古屋ですが、遠巻きに名古屋駅を見れば大都会そのもの。
最近ではミッドランドや大名古屋ビルヂングなどが建設され、さらに都会度アップと言ったところでしょう。
さて、当サイトでは都市についての裏の顔をこれまで紹介することがあったわけですが、今回せっかく東海方面へ足を運んだということで、名古屋駅の裏の顔と言っては少し大げさかも知れませんが、駅裏地区と言われている名古屋駅西側の街並みを紹介していきます。
名古屋駅西口を出て、まずは新幹線の高架沿いに歩いていきます。道路沿いには雑居ビルが立ち並んでいます。
居酒屋などの飲食店、それにネットカフェやカラオケ店の看板が並んでいます。ぱっと見、首都圏のターミナル駅前でよく見られる雑居ビル群と同じですが、名古屋めしの代表的存在コーチンのお店があるのは名古屋ならではです。
このまま高架沿いの道路を南へ数分歩いていくと、太閤通りに出ます。太閤通という名前は、「太閤通南口」というように、名古屋駅の改札名として使用されています。
途中、新幹線の高架越しにJRタワーを確認することができました。
太閤通りを南に行くと、一戸建ても立ち並ぶ住宅街へと抜けていきます。住宅街から南側を見ると、名古屋プリンスホテルのタワーが目に入って来ます。
名古屋プリンスホテルは名古屋市が進める再開発事業の地区ささしまライブ24の一角を占めています。再開発事業の事務所もありました。
この辺の住所は太閤にあたります。この辺は朝鮮初級学校があったりと、コリアンとの関係も深い街として知られます。東京圏や関西圏のコリアタウンとは違い、見た目のインパクトは薄めではあります。
次に太閤通り北側に広がる繁華街へ足を運ぶことにしました。
太閤通り沿いにはオフィスもあります。名古屋駅の東口にオフィスがあるイメージでしたが、西側にも結構な数があるようです。
オフィス街を北へ抜けると、今度は雑居ビル群へと入っていきます。専門学校のすぐ隣にDVD試写のお店があるとは・・。いやすごい環境。
歩いていると、電柱脇にカツラを発見。なぜこんなところに・・しかも切り離されているし。
さて、先ほども紹介したように、駅裏地区にはコリア系の住居やお店が多いことが知られています。その辺を意識しながらの散策となります。こちらは焼肉 こちょうらん。
さらに歩いていくと、「ナリタ」という韓国食品のスーパーマーケットを発見しました。
写真を見て分かるように、韓国食品なら何でも揃っているようです。しかし、この日は日曜日。残念ながら休業日でした。
しかし、韓国系がお店がズラーっと連なっている感じはなく、ちらほらと散らばって確認できるといった感じでした。
ただ、駅裏地区には少し古びて、少し怪しげなビルもあったりと、レトロな感じが楽しめるのが魅力と言えるでしょう。
アーケードも所々にかかっており、良い味を出しております。
続いて昭和通りを散策します。昭和通りは名古屋駅から西へと続く道です。
昭和通から路地に入ったところが今回の中では一番コリアタウンらしさが感じられました。
こちらはぽってじ家というサムギョプサル専門店です。
次に昭和通りを西へ進んでいきます。
カラフルなデザインのポールが見えてきました。看板には駅西銀座と書かれいます。
本当に昭和の雰囲気が漂っています。そして銀座という名前の割には人が少ない・・。駅から少し離れると人がうんと少なくなるというのが名古屋という大都市の特徴です。
駅西銀座から名古屋駅の方を見ると、超高層ビルが見えます。昭和と平成のコントラストを味わうことができます。今はさらに時代が進んで令和でしたね。
最後に名古屋駅に向かって歩いていきます。
DVD試写と昭和食堂という組み合わせがミスマッチだったので、目に留まりました。
昭和食堂では懐かしの名古屋名物を楽しむことができるそうです。しかし、DVD試写で雰囲気が・・
駅近くのビルの密集度を見ると、さすがは大都市のターミナルだなと言った感じですね。
名古屋駅到着。以上で駅裏地区の散策は終了です。
名古屋でディープ感を味わいたいなら名古屋駅の西側はおススメです。スッキリと都会的な名古屋駅東側では物足りない方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、駅裏地区には笹島ドヤ街と呼ばれるドヤ街があったそうなのですが、今は無くなってしまっていました。ちょっと残念な気もしますが、現在でも十二分に感じられる渋くて雑多な雰囲気は今後も残していってほしいと願うばかりです。
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