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京都駅近くの一等地にあるいわくつきの土地

 

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古都京都、そこには美しい街並みが広がる一方で、闇の部分も多くみられる都市である。まさに光りの部分が大きいと、その分影の部分も大きくなるように。

今回ご紹介するのは京都における玄関口である京都駅前の塩漬け状態になっている土地である。そしてその土地は過去に裏社会の利権が絡み合っていわくつきの土地と化してしまっったらしい・・・。その話はのちのちするとして、まずは現地の写真を見ていこう。

京都では外国人観光客の増加によって観光ホテルの建設ラッシュに沸いている。もちろん京都駅前には最近ダイワロイヤルネットができたりと、ホテル、旅館が立ち並んでいる。その京都の一等地で長年開発が行われずに、現在は駐車場とし運用されている土地がある。下の写真は京都駅周辺の航空写真だが、右上に大きな駐車場があるのがわかる。これがその駐車場である。

大都市のターミナル駅近くにも関わらず、開発が行われないというのはそれなりの理由がありそうだ。もちろんより良い買い手が見つかるまで駐車場として運用されているというケースもあるだろうが、長年空き地であったこの場所はそうではない。

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土地があるのは烏丸七条から七条通りを歩いて数分東へ移動したところにある。ホテル、レストラン、居酒屋、雑貨店、マンションなどが立ち並んでいるが、いきなりポカンと穴が開いたような空間が見えてくる。

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どうやらここがその駐車場のようだ。駐車場に止まっている車はまばらであった。

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現在はフジパーキングという事業所が運営しているようだ。
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それにしても車の量が少ない。この広大な駐車場はなんと1万平方メートルにも及ぶ。周囲にはマンションが立ち並んでいる。駅まで徒歩10分以内という利便性を考えればマンションができてもよさそうである。

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この土地はもともと旧武富士(現在は事業譲渡でTFKに商号変更)が所有していたが、現在では土地を手放している。下の写真を見ると現在の所有者はこの土地を手放すつもりはないらしい。

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また、旧武富士は京都駅前以外にも京都市内に2か所(四条河原町に7000平方メートル、左京区の山林に20万平方メートル)所有していたが、現在いずれも塩漬けの状態となっている。

ちなみにフジパーキングというのは武富士とは無関係である。

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それではなぜ京都駅前や四条河原町などのような場所で長年にわたって開発が行われなかったのか。それは過去に旧武富士に関する黒い歴史があるからだ。旧武富士はバブル期に上げを頼んだ地元団体とトラブルを起こした。それが引き金となり暴力団も絡んだ殺人、放火、発砲事件など忌まわしい事件が起きてしまったのである。その関係で抵当権などで一体に旧武富士が所有していた土地は塩漬けの状態となってしまったという。

しかし平成23年に所有権が旧武富士から他の事業者に移転されたことにより、今後開発が進んでいくかもしれない。また四条河原町の方では開発が行われるというの記事もあるので引用しておく。

しかし、23年7月になり、3物件とも京都市内に設立されたペーパーカンパニーに所有権が移転。高島屋の南隣は立体駐車場が取り壊されて更地にされた。土地には大阪市内の信用組合が極度額72億円の根抵当権を設定しており、取得費用を融資したとみられる。

その後、所有権の移転が繰り返され、最終的に都内の不動産会社が取得。今年2月、高島屋南隣の土地について、東証1部上場の大手信託会社が信託を受託した。

関係者によると、土地の北側に立体駐車場を整備し、南側に分譲マンションを建設する計画が進んでいるという。市の景観条例で高さは31メートルに抑えられる見込み。

産経WESTより引用

今後の動きに注目したい。

 

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