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大和郡山市に入り、一か所目の遊郭跡、東岡遊郭を見物した後、徒歩で洞泉寺遊郭を訪れることにした。他サイトなどを見ていても、同時に2つの遊郭を訪れるのがデフォらしい。
東岡遊郭から洞泉寺遊郭までは、歩いて10分もかからないくらい。ちょうど近鉄郡山駅とJR郡山えきの間くらいにあり、どちらの駅からも10分ほどで到着するだろう
※赤枠が洞泉寺遊郭のあった洞泉寺町
奈良の3大遊郭のうち、2つを一度に楽しめるとあって、マニアの間では大和郡山市=遊郭の街といった認識もあるかも知れない。
こちらは大門湯(おおもん)。名前のルーツはかつてこの付近に存在した柳町大門にあるんだとか。ちなみに大人は420円というリーズナブルな価格で入浴でき、銭湯だが露天風呂もある。
洞泉寺遊郭は東岡遊郭から見て北東側に存在する。さらに歩いていくと、平屋建ての民家が見えてきた。
この辺りも古くからの住宅が連なっており、落ち着いた雰囲気を感じられる街である。
レトロなキッコーマンの看板も街並みによくマッチしている。
さらに平屋建てが続く住宅街を抜けていく。とにかく奈良らしいというか、渋い。
まっすぐ進み、右奥に入ると源九郎稲荷神社の境内がある。神社の横には町名や遊郭名の由来になった洞泉寺が存在する。
神社の外側には遊郭跡が広がっている。跡と呼ぶには失礼なくらい、綺麗な建物が現存しており、先ほど訪れた東岡遊郭とのギャップに驚かされる。
実は前回記事にした東岡遊郭跡は少々アングラ感があったこともあり、撮影している姿が目立たぬようにスマートフォンで撮影していた。
しかし、洞泉遊郭は堂々と一眼レフを構えられるほど、建物に重厚感があり、安っぽさは微塵も感じられなかった。言ってみれば、こちらは『観光地』感があり、裏社会といった感じはしなかった。
ここ洞泉遊郭では、きちんと建物の再利用がなされており、町屋として表記されているケースが多い。
いい感じの路地を見つけたので、次に奥へ進んでいくことにした。奥には元遊郭らしき立派な建物がそびえたつ。
立派な屋根が見えるが、こちらは遊郭跡なのか分からない。お寺のようにも見えるが、地図にそのような記載はなかった。
立派な屋根の横、角を曲がって見えてきたのは町家物語館(旧川本家住宅)。
細い格子が何本も縦に入っているところに目が行きがちである。
3階建ての元遊郭は現在博物館となっており、申込を行えば見学できる。本館に加えて、座敷棟、納屋・蔵館などが当時のままの状態で保存されている。
道路に面した建物が本館で、座敷棟、納屋・蔵は裏にある。
ここ洞泉遊郭、かつては貸座敷が17軒ほどしかなかったらしく、どちらかというとこじんまりとした印象をうける。
わずか10分ほどウロウロしていれば、かつての遊郭街を一通り見物することができるので、良い意味でコンパクトである。
近くは古くからの町屋が数多く、なかなか趣のある街並みを楽しむことができた。
また、金魚の街ということで、所々に金魚の水槽が置いてあるのも印象的であった。
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次回訪れたときは、金魚の名所のようなところがあれば行ってみたいですね、あとは郡山城にも足を運んでみたい。これで奈良シリーズは終了です。
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