見ると呪われる池がある・・・そんな池が京都市右京区の嵯峨にあると聞きました。
その池の名前はなんと血の池、その名の通り、赤色をした池が嵯峨の小高い山の上にあるというのです。これは気になります。
というわけで寒さを堪えて現地まで足を運んできました。
嵯峨嵐山駅から歩くこと20分、山の上に繋がる階段が見えてきました。
この階段を上がっていきます。なかなか綺麗に整備されている階段です。さらに生垣もしっかりと刈られています。
実はこの山の上には嵯峨天皇が眠るお墓があります。天皇陵があるため、綺麗に体裁を保たれているわけです。
階段はつづら折れになっており、何度も方向を折り返して登っていきます。何とか頑張って歩を進めていくしかありません。
大分登ってきました。このとき、かなり疲れていました。微妙に階段の段差が高いんです。
ここで下を見ると、京都の街並みの絶景が広がっていました。登ってきた甲斐がありましたね、ほんとに。しかし、目的地はここではありません。目指すは血の池、少し休憩したのち、再び階段を上っていきます。
すると、右手に小屋が見えてきました。そして奥には石の鳥居が見えます。ここが嵯峨天皇陵です。
ここに嵯峨天皇が眠ってるんですね。宮内庁の管轄です。そう言えば同じく宮内庁管轄の天智天皇陵(山科)もこんな感じだったような。天皇陵とはどこも同じような外観なんでしょう。
ちなみに嵯峨天皇は第52代の天皇で、桓武天皇の第二皇子なんですね。引用しときます。
辺りは静寂に包まれています。嵯峨天皇も安らかに眠りにつかれておられることでしょう。
さて、いよいよ目的地の血の池を目指します。天皇陵の左右には細い道があります。今回は左から裏手に回っていきました。
道はくっきりとしており、雑草が生えていたり、落ち葉があったりということはありません。しっかりと管理が行き届いています。
ここは地元の方のハイキングコースになっているようで、わたくしが訪れたときも、道中で何人かすれ違いました。
さて、いよいよ天皇陵のま裏に到着です。一体どんな池が姿を現すのでしょうか。とても楽しみです。
鉄のパイプが見えてきました。ということはこの下に池があるのかもしれません。
大当たり、鉄のパイプの下には池が。というより水たまりのような感じです。そして・・・そんなに赤くない。
う~ん、これはやや期待外れかも知れません。確かに池のふちは赤い、というよりも赤茶色なんですが、水は無色透明。
しかし、これが見ると呪われるという血の池で間違いありません。しかし、あっさりと見てしまいました。果たしてどんな呪いが待っているんでしょうか。
なぜここが血の池と呼ばれるように、赤色をしているのか、いわれを引用しておきます。(心霊スポット恐怖体験談様より)
・嵯峨天皇が死んだ時に使えていた人が後を追った。
・当時のならわしで、使えていた人が殺されてから天皇と一緒に埋葬された。
・戦で切り落とした頭をこの池でキレイにした。
・この場所で殺人事件が起きた。
これらはあくまで噂なので実際に起きたことかは不明です。
ただ、嵯峨天皇陵の裏に赤い色をした池がある、それだけで人々の好奇心を呼び寄せる状況には十分すぎます。なので呪いやいわくが人々の間で語られることとなったんだと思います。
今回しっかりと池を見てしまったんですが、呪いの効果はありませんでした。まだ油断できないかも知れませんが。また、帰り道にケガをするなんていう噂もありますが、大丈夫でした。
ハイキングがてら行ってみてはいかがでしょうか。