[ad#ads1]
紅葉シーズン真っ盛りの秋の京都。混雑の激しい京都駅で嵯峨野線に乗り換え、電車に揺られることおよそ15分、太秦駅に到着した。
今回の目的は世界救世教いづめの教団の聖地・平安郷に行くことである。春の桜シーズンと秋の紅葉シーズンに一般公開されているという情報を手に入れ、太秦駅から住宅街を歩いて現地へと向かうことにした。
平安郷に隣接する広沢池近くに来ると、左手に世界救世教の研修センターが見えてくる。
さらに進むと広沢池が見えてきた。3連休中ということで、ファミリー世帯もいた。
紅葉が色づき、お茶屋さんもすっかり晩秋の様子が見られる。
スタッフからパンフレットを受け取り、いよいよ平安郷に入っていく。
入場口にはいづめの教団関係者がいて、パンフレットをもらって奥へと続く竹林を進んでいく。
一般公開とあって、カメラ好きの人も来ていた。
もみじの下には苔が張り巡らされ、赤い落ち葉と黄緑色の苔がよくマッチしている。
いづめの教団平安郷の広さは何と3万坪。広大な敷地は山の方にもつながっている。
10分ほど、ハイキングコースを登って行けば、山林の頂上から平安郷の広場と隣接する広沢池が見える。
眼下には平安郷と広沢池、それに嵯峨野の街並みが広がっていた。ここは平安時代の風景がそのまま残るエリアとして知られている。
写真の広沢池東側を見ると、北嵯峨地域は宅地開発が制限されていることがわかる。まさに平安郷という名がふさわしい場所と言えるだろう。
下山すると、休憩所横で抹茶の無料配布が行われていたので、抹茶ときんつばをふるまっていただいた。
平安郷から出場するときに、係の人から岡田茂吉記念館も行ってみないかと案内されたので、道路の反対側にある記念館へ行ってみた。
岡田茂吉とはいづのめ教団の教祖である。館内には岡田茂吉やいづのめ教団についての関連資料や概要、歴史などが展示されていた。
いづめの教団は神道系の新宗教であり、手かざしという浄霊、自然農法を行うこと、芸術活動を行うことに特徴がある。
いづのめ教団の聖地は京都平安郷のほか、箱根神仙郷、熱海瑞雲郷がある。どれもユートピアっぽい名前であるが、それもそのはず、教祖の茂吉は「真・善・美の理想世界を表現したモデル」としてこれらの聖地を造ったのである。
館内の中には、平安郷でも見ることができたもみじと苔のマッチングが見事であった。いづめのの教団が芸術に力を入れていることもうなずける。
ちなみに岡田茂吉は元々大本の信者であり、そこから独立した。ちなみに、大本の特徴である手かざしを引き継いだわけであるが、手かざしで有名な真光系の諸教団もまた、大本の影響を受けていたと言われる。
大本教と言えば、京都府北部の町、綾部市を発祥とする神道系の教団で、綾部のほか、亀岡市にも聖地がある。
できれば今度行ってみたいと思う。
[ad#ads1]
コメント