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京都府唯一の鍾乳洞・質志鍾乳洞がなかなかハードだった




京都府の京丹波町の山奥には、京都府唯一の鍾乳洞、質志鍾乳洞があります。

京丹波町瑞穂付近で、国道9号線から173号線に入り、綾部方面へ北上していきます。この辺は丹波地方の中では、比較的山深い地域で、令和の時代でも古民家風の建物が残っていたりと、なかなか渋い地域でもあります。

国道173号線沿いにある駐車場に車を停め、鍾乳洞のある場所へと足を進めていきます。

管理室で入場料530円を払った後、ハイキングコースのように整備された道を登っていきます。

鍾乳洞の周りは公園となっており、テントサイトやバンガローがあり、キャンプ、バードウォッチング、ハイキングなど、自然のなかでの様々な体験が可能です。

数分上ったところで、質志鍾乳洞の入り口に到着です。

「多少危険を伴う」

多少と言ってはいますが、わざわざ看板に記載するということはそれなりに危険なのかもしれません。

昭和2年に発見された質志鍾乳洞にはこんな伝説もあり、実際とは違い、奥深い鍾乳洞であったとされています。

さて、それでは洞内に入っていきましょう。

中に入るとひんやりと冷たい空気に変わりました。涼しいというよりも寒いくらいです。

階段を下りていくと、黄金柱や岩戸滝と書かれた看板がありますが、正直どれを指しているのか今いちわかりませんでした。

岩は迫力がありますが、有名な鍾乳洞でよく見られる氷柱のようなものはなく、苔が生えていたりとB級感は否めません。

そしてびっくりしたのがこちら。垂直にかけられた梯子です。管理室で教えてもらったように、梯子のほうを向きながら降りていきます。

ここを下りていくのは結構な恐怖でした。手すりはありますが、水滴で手が滑るは、冷たく辛いはで、なかなか過酷な体験となりました。

軍手や手袋が持ってきたらよかったとも思いました。垂直の梯子は2本あり、質志鍾乳洞内で一番の難所と言えるでしょう。

下から見るとこんな感じで、帰りも冷たい手すりを持って登らないといけないのかと思うとゾッとします。

さらに降りていくと、岩が頭を打ちそうでとても危険です。

一番下には急病や怪我をしたときのための非常警報装置が設置されていました。確かに腕など骨折してしまったら、あの垂直の梯子は登ることができないでしょう。

この辺が最深部です。ここまで10分もかからなかったでしょうか。

大きな鍾乳洞ではありませんが、縦に深く冒険心をくすぐってくれる場所でした。

探検したい方、冒険したい方にはおすすめです。ただし、ハードなので身のこなしに自信のない方はやめておいたほうが良いかもしれません。


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