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【園部にある生身天満宮とは】1000年以上の歴史を持つ日本最古の天満宮



菅原道真公を祀る神社は天満宮と呼ばれ、全国各地に存在しています。

中でも京都の北野天満宮、山口の防府天満宮、福岡の太宰府天満宮は日本三大天神と呼ばれ、知名度が高く多くの観光客が訪れる地でもあります。

さて、そんな天満宮の中で、今回は京都府南丹市園部にある生身天満宮を紹介します。

まず「生身」の読み方ですが、「いきみ」といいます。ついつい「なまみ」と読んでしまいそうですが。

ここの天満宮は日本最古とされており、なんと菅原道真公が生きているときに始まったというから驚きです。

延喜元年(901年)に道真が大宰府に流された時、園部の代官・武部源蔵は道真の8男・慶能[2]の養育を頼まれた。そして小麦山にあった邸内に小祠を作り、密かに道真の像を安置して生祠として奉斎したのが当社の始まりとする。

もともとは小麦山(小向山)、いまは園部公園があるところに、菅原道真の邸宅があったと伝えられており、道真が大宰府に流されたあとに小祠が作られたそうです。

その後、園部城築城とともに、現在の場所に移動しました。

JR園部駅から西へ12分ほど歩くと、生身天満宮に到着です。鳥居には「天満宮」と刻まれた銅板のようなものがあり重厚感があります。

参道を上っていくと、厳島神社という神社があり、こちは生身天満宮の摂末社なのでしょう。

こちらが境内です。

手水鉢があり、その上には立派な瓦葺きの屋根が設置されています。

手水鉢の横の階段を上っていくと、こちらにも摂末社があります。

境内の建物は古いものの、しっかり整備が行き届いており、清潔感があります。

本殿を写すのは気が引けたので止めておきましたが、周囲の回廊や摂社を見ていただければ、厳かな雰囲気が伝わると思います。

移築後の生身天満宮でも400年の歴史がありますが、生身天満宮自体は1000年以上の歴史があり、その歴史の深さを感じられる趣があります。

ダーツの旅でも取り上げられるなど、知名度もそこそこあるのでしょう。延喜元年創立という歴史の非常に古い神社です。

園部は他にも歴史の古い神社や仏閣があるので行ってみたいと思います。あまり目立たない地域ではありますが、地味にすごいものがあるというのが園部という地なのかも知れません。



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