スポンサーリンク

明石市唯一の近代建築が倒壊の危機に?安藤家洋館に行ってみた

神戸にある湊川隧道の見学を終え、せっかく神戸まで足を運んだのだから、もう一か所どこかへ行きたい・・と思い選択したのが神戸市のお隣明石市にある安藤家洋館である。

安藤家洋館とは

安藤家洋館とはいったい何なのか。。ここを訪れたとき、実は私も下調べ不足で、知っていた情報と言えば「洋館の廃墟」があるということだけであった。

後から調べてみると、Wikipediaに出てくるほどの有名な洋館であった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/安藤家洋館

以下の3つの単語を知っておけば、安藤家洋館について理解することができる。

・安藤家 江戸時代から大久保宿の本陣を勤めた当主

・安藤新太郎 酒造や汽船関係の実業家

・安藤家洋館 1919年、安藤新太郎が出身地の大久保に建設した洋館

安藤家洋館が使用されたのはわずか一度のみ。これは完成直前に安藤新太郎が亡くなったからである。そして使用された一度というのは、新太郎の葬儀のための使用だったという・・・。

JR大久保駅から徒歩10分

JR神戸線の大久保駅を降りる。大久保駅は明石市にある駅。魚の棚商店街などの明石の中心街があるのは明石駅であるが、大久保駅は明石駅から西へ2駅移動したところにある。

駅前はいかにも郊外の街といった感じで、ファミリー向けのマンションや大型商業施設がみられる。神戸や大阪のベッドタウンとして、それなりに賑わっている様子であった。

 

今回目指す安藤家洋館は大久保駅から東へ15分ほど歩いたところにある。夕暮れが沈む前に何とかたどり着きたいということで、やや急ぎ足で洋館の廃墟へと向かう。

大久保駅の周辺は整備されており、小綺麗な印象を受ける。

駅前をJR線に沿って設置されている大通りを東へと進んでいく。

交差点で赤信号に引っ掛かり、信号待ちをしているとき、ついに安藤家洋館らしき建物を発見した。

勘の良い方は下の写真で気付かれることでしょう。

交差点を渡ると、空き地の向こう側に安藤家洋館が出現した。

明石市唯一の近代建築・明石市のわがまち景観50選に選出

第一印象はエキゾチック。

そして欧州というより、南国風な建物が印象的。確かに周辺の街並みとは異なるオーラを醸し出している。明石市では唯一の洋館(近代建築)である。

もう少しカメラの画面を拡大して建物を確認してみる。

屋根は瓦だろうか、、そして印象的なのは丸形の3つの出窓。

加護谷祐太郎という人物が設計したらしい。

位置を変えて撮影するため、少し移動して駐車場内に入っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら、ここまで。さらに場所を変えることにした。

回り込むと、また駐車場が。四方を駐車場に囲まれている・・まるで訪問者を拒むかのように。

こちらからも微妙な見え方。

99年間無人のまま 貴重な洋館が倒壊の危機

しかし、よく見ると建物の端っこが欠けており、崩れそうな感じも受ける。

実は安藤家洋館、2018年までの99年間、使用されることなかったため、老朽化により倒壊の危機にあるというのだ。

参考記事→https://www.sankei.com/west/news/180827/wst1808270048-n1.html

すでに外壁は剥がれ、屋根の瓦が一部落ちている状態になっているという。

文化的価値から、行政によって文化財指定の候補に挙げられているが、所有者によって断られている。この理由としては維持管理費がかかってしまうことが挙げられるらしい。価値のある建物であれば有料で立ち入れるようにしたりできそうなものだが、そううまくもいかないようである。

所有者の判断に委ねられるので、これはこれで仕方がないというわけである。駐車場から敷地までは近いが、こちらは木が茂っており、残念ながら見ることができなかった。

とりあえず、洋館周りをぐるっと一周してみることにした。

一周してから、先ほど気になった「明治天皇大久保御小休所建物」という石碑を撮影。

調べてみると、

洋館建設前の1885年(明治18年)に明治天皇が西国巡幸の帰路、この地にあった建物で休憩したことを記念するものである

と書かれていた。1885年に訪問したということで、安藤家洋館の建設前にここを訪問されたことになる。ちなみに当時あった建物は、同じ敷地内に移転されたという。

今回は移転された建物を確認することはできなかったが、グーグルマップを確認すると、安藤家洋館の敷地に明治天皇御小休所の表示を確認することができる。

https://www.google.co.jp/maps/place/大久保駅/@34.6808897,134.9412897,19z/data=!4m5!3m4!1s0x600110f1bd324937:0x76826c0788462c47!8m2!3d34.874637!4d135.7771113

 

建築物として、そして歴史的な要所として、保存の方向で話を進められないものなのか・・今後の動向に注目したいと思います。

 

 

 

 

コメント

  1. 匿名 より:

    所用により明石に寄った際にこの洋館の存在を兼ねがね聞いており見学しに行こうとしていたのですが、道に迷ってしまった際にこちらのブログを見つけお陰様で見ることができました。
    素晴らしい邸宅だと思います。駅の近くの一等地にある家に住まわず固定資産税を払い続けている安藤氏の子孫はブルジョアだなと思います。

タイトルとURLをコピーしました