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十三の廃墟・ホテルロマンに行ってみた



阪急千里線の天神橋筋六丁目駅から淡路駅で、阪急京都線に乗り換え、十三駅(じゅうそうえき)で下車した。

十三での目的は2つ。ホテルロマンという廃墟を見に行くこと、もう一つは火災から復活したしょんべん横丁の様子を見に行くことである。

まずは駅の西方向にあるホテルロマンというラブホテル廃墟を見に行くため、駅すぐ横の地下道を通って東口へと向かう。

平日の昼間ということで、人通りは控えめであった。

大阪を代表するDeepタウン十三にある廃墟とはどんなものなのか楽しみである。

十三駅前通りのアーケードに入り、抜けて淀川通りへ出る。さらに淀川通りを横断して、淀川方面へ阪急線沿いを進んでいく。

大阪圏にお住まいの方はご存じだろうが、十三駅は阪急宝塚線、阪急京都線、阪急神戸線が交わる駅。十三駅から梅田方面へは3線が同じルートを通る。

淀川の方を見ると、かすかに梅田の高層ビル群が見えてくる。このまま行くと淀川の河川敷に出るが、途中で左に曲がる。

この辺は都心へのアクセスのよい十三駅近くということで、単身者向けのマンションが多い。がところどころ、ラブホテルを見かける。

さらに数10m先に進んで、ホテルローマがある交差点を左に曲がると蔦なのか何なのかとにかく茂みに囲まれた建物が目に飛び込んできた。

地図で確認すると、間違いなくこの草で覆われた建物がホテルロマンである。

ちなみに数年前に訪問した他サイトの記事では、蔦に覆われているのは建物の下半分だけで、上半分は建物が露わになっている状態であった。

洋風のお城みたいな外観がその頃は見ることができたが、それも今は昔。現在はすっかり蔦に覆われてしまい、マンションなのかオフィスなのか得体の知れない物体へと様変わりしてしまった。

しかも蔦は隣のビルをも飲み込もうとしている。

ところで、ホテルロマンの横にあるRuby(ルビー)と書かれた看板は何だろう・・

どうやら右隣の建物の名前らしい。こちらもラブホ。

調べてみると、十三界隈にはラブホ群と表現してもよいくらいに、そのような建物が存在する。

Rubyはちょうど区画の角に位置しているので、回り込んでみることに。

入口付近が荒れているので、営業はしてない様子だが、

この辺のホテルは昭和期に建てられたものが多く、廃墟とまでは行かないものの、すでに閉業した建物が数多く存在する。

再びホテルロマンに近づき、今度は入り口付近の様子を観察することに。

草や蔦で荒れ放題の入り口には板でしっかりとブロックされている。

入り口付近は蔦が刈られており、どうやらここだけは管理されているらしい。

パトロールカードも貼られており、定期的に巡回されているらしい。

そういえば割れ窓理論もありますし・・・。

割れ窓理論

建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。
住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。
凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

このような廃墟が犯罪を誘発する原因になることも、この理論によると起こり得るということである。

ちなみに淀川はホテルロマンから2,3分ほど歩くと見えてくる。

淀川の対岸には梅田の高層ビル群が見える。今も開発が行われており、廃墟や古いラブホ群とは正反対の光景が広がっている。



コメント

  1. エロエロ性大使 より:

    十三近郊に在住していた者ですが、十三のラブホ跡地は性風俗店やセクキャバ等の飲食風俗店の減少が原因と思われる。
    以前に10年以上前に営業していた性風俗店やセクキャバ等も無くなっていたり、それ以上前の風俗店等々も閉店してる事から風俗店勤務後に客とのアフター大人の関係で使われなくなる。
    十三のラブホも需要が少なくなった事を意味する。

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