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滋賀県でよく見る飛び出し坊やについて調べてみた

飛び出し坊やとは、児童が道路に飛び出して自動車と接触しないように、いわば注意喚起を行う看板のことです。

正式名称は特になく、飛び出し坊や以外にも、飛び出し小僧、飛び出し人形、飛び出し君などと呼ばれることもあるそうです。

飛び出し坊やが現れたのは、交通戦争と呼ばれた昭和30年代頃からのことです。最初は板に児童の絵を描いたものだけでしたが、やがて進化していき、板を児童の形にくり抜いたものが出てきました。

現在は、一般的に認知されているように、人型にくり抜いたタイプが主流となっています。

飛び出し坊やは全国で見られますが、その数は地域的な偏りもあります。飛び出し坊やが多いのは近畿地方で、中でも滋賀県の設置数は日本一と言われています。

この理由は、飛び出し坊やは、滋賀県の八日市市(現在の東近江市)の社会福祉協議会が、11体の飛び出し坊やを設置したのが始まりであることと関係がありそうです。

このとき制作された11体の飛び出し坊やは「0系」と言われています。ちなみに私は、「0系」の飛び出し坊やを、平和堂でグッズとして販売されているのを見かけたことがあります。

実際に飛び出し坊やを探してみる

滋賀県内の住宅街で飛び出し坊やを探してみました。場所はJR湖西線大津京駅から数分歩いた場所で、滋賀県の南西部にあたります。

歩いて数分すると、公園前に見えてきました、一体目の飛び出し坊や。こちらは「0系」のものと違うようですが、色が剥げており、かなりの年月が経過したものと思われます。

原型をとどめないほどボロボロになってしまった飛び出し坊やもたまに見かけますが、まだまだ活躍できそうです。

続いて、児童館前に「0系」の飛び出し坊やを発見。坊主頭にシンプルな黒目で、まさに飛び出し坊やのデフォルトと言った感じです。

ちなみにネットで検索してみたところ、「0系」の飛び出し坊やは、ストラップやキーホルダーとして、数多くの商品が出回っているようです。私もいずれ買ってみようと思います。

滋賀県内に住んでいる私ですが、個人的に良く見るのはこちらの飛び出し注意。色が剥げておらず、過去数年に設置されたものだと思われます。

背中の赤色のギザギザが良いアクセントになっており、暗くてもしっかり認識できそうですね。

飛び出し坊やは男の子だけではありません。女の子バージョンもあります。「飛び出しお嬢さん」と呼ぶべきでしょうか。

当サイトでは、飛び出し坊やをまとめて「飛び出し坊や&飛び出しお嬢さん」と呼ぶことにします。やはり男女平等の時代ですからね。

30分ほど探した結果、15体ほどの飛び出し坊やを見つけることができました。

公園の出入り口、児童館の出入り口、通学路の交差点など、子どもが飛び出しそうな場所にしっかり設定されていました。

歩いていても、数十mほど離れたポイントからも認識できるなど、視認性はばっちりです。これからも貴重な子ども達を車から守ってくれることでしょう。

 

 

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